コーヒーを副業にしたい人のためのマネタイズ実践 自家焙煎豆編

こんにちは、奈良大輔です。
(自己紹介の記事はこちらになります)

1月にコーヒーを副業にしたい人のためのマネタイズ入門という記事を書きました。

今回は、コーヒーを副業にするための実践編として、
自家焙煎豆の販売について詳しく書いていきます。

コーヒー豆焙煎のイメージを膨らませよう

コーヒー豆の焙煎は、プロの職人が行うものといった、
難しそうな印象を持っている人が多いように感じますが、
道具を揃えてコツを覚えれば、実は誰でも簡単にできてしまいます。

難易度のイメージとしては、
炊飯器や土鍋を使って炊き込みご飯をつくるようなレベルくらいです。

焙煎を初めてする人は、ぜひyoutubeで色々と動画を見て、
イメージを膨らませていきましょう。

焙煎の動画と、焙煎道具について紹介していきます。

手網ロースターでの焙煎

最もシンプルで原始的な焙煎方法になります。

コーヒー豆が、生豆の緑がかった状態から、
焙煎されて茶色から黒みがかってくるまでの色の変化、
焙煎によって生じる香り、豆の爆ぜる音を、
最も分かりやすく体感することができます。

道具にかかるお金も少なく、
手網焙煎専用の道具でも3000円程度、
お金を節約するなら、100均で手網を買って、
自分でカスタマイズしてコーヒー焙煎に使うことも可能でしょう。

ただ、炒りムラができないように、焙煎時間の15〜20分の間、
手網を振り続けないといけないため、手がかなり疲れます。

そして、1回に100g程度の焙煎となるため、大量焙煎には向きません。

手回しロースターでの焙煎

レトロな焙煎方法ですが、
プロの間でも手回しロースターを使うお店は一定数あります。

老舗のコーヒー超有名店、大坊珈琲店にて採用されていたため、
同じスタイルを志すお店に根強く人気です。

動画で紹介されているのは、簡易の手回しロースター。
1回あたり100g程度の焙煎ができます。
1万円台で購入できるのはリーズナブルですね。

大坊珈琲店と同じ、サンプルロースター。
4万円前後になりますが、1回あたり500g以上の焙煎も可能になります。

電動ロースターでの焙煎

電動ロースターは、スイッチをオンすれば、
自動的に熱の加減もコントロールしてくれながら焙煎完了できます。

電気の熱は、ガス火と比べてマイルドな香りになり、
熱の加減など、コントロールできる範囲が狭く、
焙煎の個性を表現しにくいため、プロはあまり使いませんが、
手軽に美味しい自家焙煎豆を仕上げるには良い方法です。

動画で紹介されているiコーヒーロースター、
自分は昔、これを使っていました。

価格は、4万円くらいで、150gの焙煎ができます。

業務用ロースターでの焙煎

副業レベルを大きく超えてしまいますが、
プロの使う業務用の焙煎機を軽く紹介します。

ローリングスマートロースター。
35kg焙煎できます。価格は、公表されていませんが、数百万クラスになります。

焙煎を始めて、試行錯誤して、
自分なりの良いやり方やレシピを見つけると、
ついついその方法に固執しがちになってしまうので、
他の人が色々な道具を使って焙煎している動画をみることで、
自分のやり方を見直すきっかけにするのも大事ですね。

ネットショップで販売

現代では、ネットショップを誰でも簡単に、
無料でつくることができるようになりました。

今あるサービスの中で、
ネットショップを開設する一番ハードルが低い方法は、
BASEを使うことです。

BASEの特徴を列挙してみます。

・3分で開設できる
・HTMLの専門知識は必要なし
・クレジットカード決済を簡単に導入できる
・アクセスなども管理画面で簡単に見られる
・初期費用無料
・月額費用無料
・売上た分に少額の手数料がかかるだけ
・多彩なデザインテンプレートを選べる
・SSLに無料で対応

一昔前は、ネットショプを開設するには、
制作を外注したりして大きな金額の投資をしたり、
楽天などのカート業者に契約して、初期費用+毎月数万円を払うのが普通でした。

BASEは無料で、ショップURL、メールアドレス、パスワード、
商品名、商品画像、商品説明文章などを入力するだけで、
即日ショップのオープンが可能です。

副業で手軽にお店をやるのに、とても便利なので、
気軽に始めるにはぜひBASEを使ってネットショップをつくってみましょう。

自家焙煎コーヒー豆の販売って、正直どれくらい儲かる?

自家焙煎コーヒー豆の販売について、
売上、原価、手間について大まかに例を挙げてみます。

コーヒー100gあたり600円で販売。
100gあたり150円で仕入。

毎月平均300gほど買ってくれるファンが5人。
200gほど買ってくれる新規の人が5人。
合計2.5kgのコーヒーを販売。

売上15,000円
豆原価4,500円

発送用の資材、ネットショップ手数料を引いて、
これでようやく1万円の利益でしょうか。

2.5kgのコーヒーを自家焙煎するには、
焙煎時間30分×5バッチ
梱包&発送作業 60分
オーダーメールのやりとり 30分
合計3.5時間かかります。

これに加えて、ネットショップで商品登録、情報発信をしたりする手間を考えると、
普通のアルバイトよりは割の良い状態になる感じでしょうか。

人によりますが、ここまで積み上げるのにも、 道のりはある程度はかかります。

正直、副業として割の良い稼ぎ方ではないと思います。
それでも、自分が焙煎したコーヒーを飲んでもらう喜びを動機に、
少しずつお客さんを増やしていけば、道は開けるでしょう。

熱烈なファンをつくることが、自家焙煎珈琲を続けるキーポイント

日本には多くの自家焙煎珈琲豆店がある中で、
あなたの焙煎するコーヒーを買ってもらうには、
コーヒーを買う人に、あなたのファンになってもらう必要があります。

商品の魅力を伝える

ファンを獲得するために、まず一番に考えるべきことは、
自信を持って届けられる商品を用意して、その魅力を伝えていくことです。

おしゃれな写真を撮ろう

ネットショップは、写真の見栄えがとても大事になります。

BASEでは、アプリで「商品をお気に入りに登録する」というボタンがあります。
見栄えの良い写真を使うことでお店のフォロワーが増え、売上アップにつながります。

BASEのサイトで、悟理道珈琲工房はかなりオシャレな写真を掲載しています。

また、minneというサービスでも、
無料でネットショップをオープンできて、
自家焙煎コーヒー豆の販売ができます。

見栄えの良い写真を掲載した商品は、
「お気に入りに追加」ボタンがよく押されて、
人気商品はサイト内で上位表示されるようになります。

French Bulldog Cafeは、オシャレな写真を掲載して、
minne多くのファンを獲得しているトップクラスのネットショップです。

写真にこだわることで、商品を見た人の購買意欲が増すだけでなく、
他の人に発見されやすくなっていきます。

素材について発信しよう

コーヒー豆の特徴について、発信しましょう。
例えば、自分が家での自家焙煎用に初めて買った豆はこちらになります。

ブラジル アロマショコラ

商品ページにも、素材の情報は載っていますが、
これに加えて、下記の情報も加えていくと、面白い商品ページができます。

・精製方法の解説
・生産地域についての
・コーヒー豆品種の特徴
・焙煎度合いに応じて味の印象がどう変化するか

精製方法の乾燥式とは、パルプドナチュラルとも呼ばれ、
果肉を残したまま乾燥するため、甘い香りがコーヒーに残る精製方法です。

生産地域についてであれば、
南ミナス サントアントニオドアンパロ近郊は、
ブラジルの大都市サンパウロに近く、
サッカーの神様ペレが南ミナス州出身です。

このような情報は、googleの検索を中心にしても得ることができますので、
自分で調べて面白いと思った情報を掲載してみると、
ネットショップのお客さんの興味を引くことにつながるでしょう。

焙煎士の魅力を伝える

ファンをつくるために、商品の魅力と並んで伝えるべきことは、
商品を扱う焙煎士としてのあなた自身の個性と魅力です。

あなたの顔写真やイラストを出す

どんな人が焙煎したコーヒーなのか、
顔が見えることで、コーヒーを淹れる楽しみも広がります。

カフェテナンゴという中南米専門のコーヒー店では、
店主が顔出しをして、定期的に豆の解説動画もアップしています。

WEBを通じてでも顔を見ることで、親近感が増したり、
長らく直接会っていなくても、顔を合わせたような気分になります。

あなたが美味しいと思うものを発信する

美味しいものを発信することで、
味の専門家というイメージをつくることができます。

お酒、フルーツ、料理。
好きなものをどんどん発信しましょう。
もし、好みが一緒だった場合、親密度も一気に高まります。


一つ一つの作業は地道ですが、積極的に情報発信して、ファンを増やし、
あなたの自家焙煎コーヒーを飲んでもらう機会を広めていきましょう。

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