「バンド運営は会社経営と同じ」天狗系ロックバンドThe TENGUZ

こんにちは! SIDELINESのMyoon(ミュン)です。

今回は天狗系ロックバンド「The TENGUZ(ザ・テングズ)」の紅天狗クボ・マサロウさんにインタビューさせていただきました。
クボさんは会社でECサイトのバイヤーとして勤務するかたわら、精力的なバンド活動を行っています。

後編では、そんなクボさんに会社員の経験があるからこそ感じるバンド運営術、これからバンドが目指すところなどについて伺いました。

バンド運営は会社運営に似ている

The TENGUZの前身バンドから数えると、同じメンバーで6年続けていらっしゃるそうですね。
メンバーはどうやって集められたんでしょうか?

Myoon

クボ

よく驚かれるんですけど、全員ネット掲示板で募集して集めたんですよ。
もともと知り合いではないんですね!
私の知る限りでは、頻繁にメンバーの入れ替えがあるバンドも多いように思いますが、The TENGUZの長続きの秘訣はなんですか?

Myoon

クボ

イイメンバーに恵まれたんですよ(笑)
でも、人間関係は気を付けてますね。僕は部下を持ったことはないんですが、バンド運営は会社運営に似ているんじゃないかと思っていて。
会社運営ですか! じゃあリーダーのクボさんが社長?

Myoon

クボ

社長(笑)に例えるとしたら、ワンマン社長、つまりワンマンバンドにならないように気を付けてますね。みんなでやりたいからやるんだという意思確認とか、こうしたいと思うけどどう? とか。
バンドマンって自己主張が強い人たちが集まりがちなんですけど、うちのバンドの場合はバンドマンにしては賢いし大人しいというか、人間界でうまく馴染んでいるタイプなんです(笑)
バンド立ち上げの言い出しっぺも僕で曲や歌詞も僕が書くことがほとんどなので特に気を付けていて、どうアレンジしたいか、楽しんでいるか常に確認してますね。
天狗系ロックバンドTHE TENGUZ

左から:Gtカトウ ケン、Baマキ タツミ、Drイヅナサブロウ、Vo/Gtクボ マサロウ

風通しのいいバンドですね(笑)

Myoon

クボ

いかに心地よくこのバンドにいたいと思ってもらえるかは大事ですからね。
適切な距離感や思いやりって、長く一緒にいても必要だと思っていて、例えばぶつかるにしても思いきり真正面からぶつかると大破してしまうので「ぶつかり方」に気を付けています。
でもうまく意見がぶつかりあえたら、いい化学変化が起こる。それってすごく面白いと思っていて、自分が意図しないメンバーの意図が入ることによって曲が方向転換するのを楽しんでいます。

バンド内での言い合いってよくあるものなんですか?

Myoon

クボ

ほとんどは「もっと練習しろよ」が1番のいざこざの種じゃないかな。
クボさんは言わないんですか?

Myoon

クボ

言わんといかんなと思ったときは言いますよ。明らかに曲の体裁を崩してしまうと思ったときは。
ただ、ギブ&ギブ&ギブじゃないかと思います。
自分がやって見せるほうがよくて、今月これだけ曲作ってきたよって、自分がまずやる。で、例えばドラムが叩けないフレーズがあるとしたら、より叩きやすいフレーズに変えることだってできるし。
そんな社長の会社だったら働きたいかもです!

Myoon

商品もバンドもセルフブランディング

天狗系ロックバンドにしたのも、クボさんの発案ですか?

Myoon

クボ

はい。最初メンバーに話したときはあんまり受け入れられませんでしたけど(笑)
ただ、前身のバンドではこれ以上のブレイクスルーがないような閉塞感を感じていたので、なにかひとつ強力なコンセプトが欲しいと思ったんです。
なるほど。コンセプトバンドって流行ってるんでしょうか?

Myoon

クボ

クリエイティブなことをやるひとたちにとって、コンセプトって流行りにかかわらず大事だと思います。
それから、会社ではECサイトのバイヤーをしていますが、モノを扱うバイヤーの仕事でも同じです。ターゲットを誰に設定してどう売るかというコンセプトの設定が大事ですね。
天狗はちょっと変化球なコンセプトですけど、コンテンツがあふれかえっている世の中で、人に選んでもらえるキャッチーさは必要だと思います。
天狗のお面をつけてライブに登場するって、それだけでもキャッチーですよね。
4色の天狗のお面って売ってるんですか?

Myoon

クボ

あのお面、手作りなんですよ。真っ白の天狗のお面を買ってきて塗りました。
それから、赤い袴も売ってないので、剣道の白い袴を買って赤に染めたんです。いまだに要注意洗濯物ですが(笑)
あと、ライブでCDを買ってくれた人に渡すステッカーもパワーポイントで作って印刷発注してます。
天狗系ロックバンドTHE TENGUZ
オリジナルグッズを作ってセルフプロデュース! すごいですね。

Myoon

クボ

ひとに覚えてもらってなんぼなので、物的なものがあったほうがいいかなと思って。
前職でも現職でもメーカーさんとタイアップしてオリジナル商品を開発しているので、その経験が活きている気がします。

野外ロックフェス、そしてインバウンド誘致の野望

THE TENGUZがこれから目指すところはどこでしょうか?

Myoon

クボ

とりあえず、野望というか、本能的な欲望として野外ロックフェスに出たいです。
人の波を自分たちの歌で動かしたい。
お~! やっぱりバンドたるもの、フェスを目指すんですか?

Myoon

クボ

そうなんですかね?(笑)
僕の場合、大学生のときにYouTubeで見た動画が衝撃的で!
「Thee Michelle Gun Elephant 」が1998年のフジロックで歌っている動画なんですが、ミッシェルの演奏をドラムの真後ろから抜いているシーンがあるんです。その画がもう、衝撃的で。
そのときから目指すところは変わってません。

クボ

この、2:48のところです!

※クボさんが大学生当時見ていた動画は現在見られなくなっているため、上記は同じ動画が再投稿されたものです。

臨場感!

Myoon

フェスってどうやったら出られるんですか?

Myoon

クボ

オーディションで選ばれます。ロックフェスの場合は有名どころではフジロック、サマソニかな。入り口は広いんですが、その分倍率は高いです。
あ、でも昨年、オーディションに参加したことから縁がつながって台湾のロックフェスに出ました。

天狗系ロックバンドTHE TENGUZ

お~! ジャパニーズロックって感じで、海外ウケしそうですよね!

Myoon

クボ

特にアジア圏の人たちは天狗を理解してくれるので、ウケはよかったですね。「テンコウ」「テンコウ」と喜んでくれました。
僕たちの公式Facebookアカウントはいまフォロワーが260人なんですが、その中で台湾人の比率が高いんです。台湾は親日国でもあるのでジャパニーズインディーズロック界との交流が多くて、天狗コンセプトで交流できたのはうれしいですね。
日本へのインバウンドも狙えそうですよね。

Myoon

クボ

はい。実はもともと打算的に狙ってました(笑)
訪日外国人は増え続けていますし、2020年に向けてまだまだ延びていくと思うので、「東京に来たからにはこいつらのバンドを見ていきたい」と言ってほしいです。

「目標と経過点が普通のバンドと逆なんだと思う」

メンバーのみなさんも同じ目標を持ってやっているんでしょうか?

Myoon

クボ

みんな出たがっていますけど、フェスは目標じゃなくて。目標はあくまでも「続けること」なんです。
続けることですか。

Myoon

クボ

僕がメンバー集めのときに基準にしたのが「バンドを辞められない人」かどうかなんです。
やめたくてもやめられなかった人、どうしてもまた始めてしまった人と一緒にやりたかった。僕自身がそうだからなんですけど。
フェスを目標にしていたら出られたときに燃え尽きてしまうけど、続けることを目標にしていたら、終わらないでしょ?(笑)
なるほど! わかる気がします。私も一生踊り続けるのが一番の目標かも。

Myoon

クボ

だから、続けるための通過点としてフェスに出たいなどの野望があるんです。
目標と経過点が普通のバンドと逆なんだと思います。
天狗系ロックバンドTHE TENGUZ
終わらない天狗系ロックバンド、応援してます! 最後にメッセージをお願いできますか?

Myoon

クボ

ありがとうございます!……では遠慮なく……

クボ

日常に染まりきった貴様ら人間共を「非日常へ連れて行く」がモットーの我々TheTENGUZ、これよりさらに精力的に活動を進めて参る。
次回の宴(LIVE)出演は随時公式ツイッターなどで情報を発信していくから、各自確認するように。
また、宴への参拝予約はチケット予約サービス「FRAMU」(下記リンク)からも受け付けているからして、都合がつく場合は即刻予約すること。
それでは、また宴で会おう!

チケット予約サービスFRAMU ↓↓

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天狗系ロックバンドTHE TENGUZ

天狗のアツいロックサウンド、みなさんもぜひ聞きに行ってみてくださいね!

<The TENGUZ公式リンク>

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前編の記事はこちらから↓↓

会社員と天狗の顔を併せ持つ! ロックバンドThe TENGUZの仕事両立法

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