初心者でも大丈夫!クラウドファンディングを成功させる10の質問

クラウドファンディングが得意なライター、ランボー橋本です。
最近よく聞くクラウドファンディング。なにかやりたいことだったり、夢を叶えるためにお金を集めているイメージがありますよね。
で、実際クラウドファンディングって何なの?誰でもうまくいくの?と疑問があります。
そこで、クラウドファンディングはどうすれば成功できるのか?を10の質問から導いてみたいと思います。
この記事がクラウドファンディングにチャレンジするキッカケになれば嬉しいです。

Contents

クラウドファンディングはノーリスクな市場調査である

クラウドファンディングとは

クラウドファンディング。英語でCrowdfundingと書きます。
クラウド(Crowd)群衆+ファンディング(funding)資金調達を組み合わせた造語なのです。
これまで資金調達は銀行や投資会社から行なうことが主でしたが、クラウドファンディングは個人から資金を集められる画期的なシステムなのです。
ちなみに、インターネットでよく使われる「雲」という意味のクラウドではないので注意。
発案者はプロジェクトと呼ばれる企画を作り、プラットフォームに登録。
その内容に共感したり、「応援したい」、「もしくはそのプロジェクトが成功した際に作られるプロダクトが欲しい!」と思った群衆は資金を援助できます。
目標資金に到達したら成功で資金を受け取れ、失敗したら一円も受け取れません。(集まったお金をすべて受け取れるプランもあります。)

なぜノーリスクなのか

クラウドファンディングは金銭的にほぼほぼノーリスクで挑戦できます。
上の項目でも言ったとおり、目標金額に到達できなかった場合、金銭を一切受け取れない代わりに、掲げたプロジェクトを進める義務も無くなります。
また、達成時のリターン(お返し)も発生しません。なぜならリターンは「達成時に返す」のが条件だから。
なので、以下のような案件はクラウドファンディングを有効活用しやすい内容です。

  • 売れるかわからないグッズ
  • 一定数集まらないと赤字になるイベント

そうなんです。クラウドファンディングは、ノーリスクでできるマーケティング調査なのです。
グッズを作ったのにまったく売れず、大量の在庫を抱えてしまった。
イベントを立ち上げ、場所代も払ったのに、集客が見込めず大赤字になった。
需要が見込めないのが事前にわかれば、無駄にお金を使うこともありません。
言い換えるとクラウドファンディングは、「リスクを負わない前売り販売」なんです。

チャレンジすることに意義がある

ノーリスクと分かったら、やりたいことを躊躇する理由がなくなります。やらないとわからないこともたくさんある。
プロジェクトを立ち上げるために、時間も使いますし、文章や写真などを依頼する場合はお金がかかります。まったくのゼロではないです。
しかし、遥かにリスクを取らずに夢ややりたいことを実現できるのがクラウドファンディングです。
なので、失敗とか気にせずにまずはやってみましょう。
でもどこからやればイイの?
そんな方のために、クラウドファンディングを成功させるための10の質問を用意しました。この質問に答えつつ、頭の中を整理し、やりたいことを現実的な行動まで落とし込む手助けになれば幸いです。

初心者でも大丈夫!クラウドファンディングを成功させる10の質問

プロジェクトを一言で表すとどんな言い方ができますか?

これが「プロジェクトタイトル」になります。
プロジェクトを小難しい説明を抜きに一言で言い表せるくらいまでブラッシュアップしてみましょう。
もし、長い説明が必要な状態なら、まだプロジェクトを公開するときではありません。なぜなら、わかりにくいプロジェクト名は支援者が賛同しにくいからです。
キャッチーでわかりやすく、シンプルに表現できないかな?とたくさん紙に書き出して悩んでみてください。
また、一言で表せるようになっていると、家族や友達に支援のお願いする際により伝わりやすくなります。

クラウドファンディングを通してどんな目的を達成したいですか?

クラウドファンディングは目的を達成するためのツールです。資金調達は目的ではありません。プロジェクトを準備していると、クラウドファンディングが目的だと勘違いしてしまう瞬間が訪れます。
そうなるとかなり視野が狭くなってしまうので、成功するプロジェクトも成功しなくなってしまいます。
クラウドファンディングのその先の目的を今一度認識しましょう。

なぜクラウドファンディングをやりたいのですか?

あ、そういえば……。と立ち止まることも大事です。
なぜクラウドファンディングを使うのか?なんで?
クラウドファンディングを使う最大の理由は共犯者作りです。そのプロジェクトに関わった人を増やすことで、プロジェクトを自分ごとに思う人が増え、プロジェクト自体が愛される存在に変わります。
お金は十分にあるから、クラウドファンディングしなくてイイや。とごく少数でプロジェクトを始めるよりも、1,000人に支援してもらい、共犯者を1,000人にしたほうがそのプロジェクトは強いんです。
また、クラウドファンディングのプラットフォームに掲載されるので、宣伝という意味合いも強いです。天才。

プロジェクトが成功すれば、どんな未来になりそうですか?

プロジェクトが成功した先に見えるもの。ビジョンを考えてみましょう。ワクワクしますか? 大変そうですか? それとも革命が起きて幸せな人が増えますか?
そんな視点で、自分の考えたプロジェクトを俯瞰してみましょう。

目的達成のためにクラウドファンディング以外の方法はありますか?

クラウドファンディングはツールのひとつです。プロジェクトによってはクラウドファンディングを使わない方がよい場合も多々あります。
例えば開催が決まっているイベントや、ほかでの販売手数料がクラウドファンディングより安い場合、またクラウドファンディングの手数料を広告費といて捉えられない場合です。
なんでもかんでもクラウドファンディングを使えばうまくいく。わけではありません。
ほかの方法はないか?クラウドファンディングを使わなければなにで「その目的」を達成するか?考えてみてください。

プロジェクトを手伝ってくれそうな人は誰ですか?

クラウドファンディングをやる際に、ひとりではなかなかできません。周りにプロジェクトの詳細を話し、賛同を得て協力してもらいましょう。
思いつかなかったら、相談してください。橋本がチームに入ることも可能です(宣伝)

お返しできるスキル、モノはなんですか?

クラウドファンディングには、「リターン」と呼ばれるお返しを用意する必要があります。
プロダクトを作るプロジェクトなら、そのプロダクトがリターンになる場合が多いですが、モノ以外にもリターンとして設定できるものがあります。
それは「スキル」です。プロジェクトに関係の無い内容でも、リターンとして十分通用します。
絵を描く、写真を撮る、ホームページを作る、記事を書く、コンサルする……などなど。
また、実家が農家なのでお米を送るなど、元手をあまりかけずにお返しをするパターンもあります。
ゲストハウスを運営していたら、宿泊券などもよいかもしれません。
自分のリソースを最大限リターンに活かしましょう。

直接支援をお願いできる人は何人いますか?

具体的な名前を思い浮かべてみましょう。
なぜなら、諸説ありますがプロジェクト開始初日で目標金額の30%以上資金が集まらないと、失敗する確率が増える。といわれています。
強者はプロジェクト開始前に100%以上行くように、友人や家族、知人などに支援の約束を取り付けています。つわもの。
あなたの周りの人も賛同してくれないプロジェクトに、あなたのことを全然知らない人が賛同してくれるでしょうか?
周りの人、というのは物理的に近い人だけではなく、SNS上で共通の趣味で繋がっている人たちや、共通の価値観を持って繋がっている人たちのことも言います。
まずはあなたのことを良く知っている人に賛同してもらうために、伝え方を工夫する努力も必要です。
最初の質問が重要なのはこのためです。

どのプラットフォームでプロジェクトを行ないますか?

日本にはクラウドファンディングのプラットフォームが乱立しています。追いかけるのも大変なくらい……。
代表的なプラットフォームと特徴を簡単に紹介します。
CAMPFIRE-ユーザー登録すればプラットフォームの担当者に相談せずにプロジェクトを作り始められます。すごく楽。最短即日公開可能なのもメリット。プロジェクトの種類は千差万別。「こんなプロジェクトありなのかよ!」ってのも多い。敷居は低い。(https://camp-fire.jp/ )
Makuake-ガジェット、新規店のオープンチケットなど企業、プロダクト系が多い印象。とくにガジェットが好きなユーザーに認知されており、新しいオモシロガジェットはMakuakeで予約購入する層も多い。(https://www.makuake.com/ )
FAAVO-地域・地方に特化したクラウドファンディングプラットフォーム。各地域、都道府県に代理店がいて、地域の人と相談しながら進められるのが特徴。ほら、その土地の文化、文脈、ルールを知っているって強いじゃないですか。(https://faavo.jp/ )
READYFOR-日本初のクラウドファンディングプラットフォーム。社会貢献系のプロジェクトが多い印象です。(https://readyfor.jp/ )
僕が関わっているところはこんな感じです。ほかのプラットフォームは担当者と話しをしていないので、よくわからないというのが正直なところ。
似たようなプロジェクトがあるほうが支援されやすい傾向にあるので、(ユーザーが集まっているから)プロジェクトのジャンルで決めてよいと思います。

必要な支援額はいくらですか?

全部支援してもらうというよりは、「100万円必要。50万まで用意したけれど、あと50万必要だから応援して」みたいな言い方をすると支援されやすいです。
この50万円に、リターンの費用とプラットフォームの手数料を加えた金額が「目標金額」となります。注意しましょう。

クラウドファンディングのコンサルをやっています

質問への回答お疲れ様でした!
漠然とプロジェクトについて考えるのではなく、順を追うと頭が整理されてクラウドファンディングが現実的な話しになってきたかもしれません。
上記で挙げた10の質問は、僕が実際にクラウドファンディングのコンサルを受けた際にクライアントに答えてもらっているものに追加したものです。
もしクラウドファンディングを進める上で困ったことがあれば、わたくしランボーに相談してみてくださいませ(宣伝)
https://hashimoton.net/service

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です