こんにちは。サイドラインズのシノブです。
今回は「絵本の読み聞かせ」を副業にした30代女性のゆりやんさんにお話をお聞きしました。なんともほっこりするお仕事ですが、副業としての絵本の読み聞かせがどんなものか、早速御覧ください。
シノブ
ゆりやんさん、今日はよろしくお願いします!絵本の読み聞かせの副業って、なんかほっこりして素敵ですね。
ありがとうございます。子どもたちに色んな絵本を紹介して、興味を持ってもらえるのは凄い嬉しいですね。
ゆりやんさん
シノブ
絵本の読み聞かせって、やろうと思ってもそう簡単なことじゃないと思うんですが、この副業を始めたきっかけはどんなものだったんですか?
この副業を始めるきっかけになったのは知り合いの大学の先生ですね。福祉系の大学の先生なんですが、カリキュラムの一環で、指導員として子供に読み聞かせをしてくれる地域住人を探されてました。私は読み聞かせの経験はなかったのですが、その仕事自体が面白そうだと思ったので勇気を出して応募してみました。
ゆりやんさん
シノブ
結構珍しい副業だなと思ってましたが、大学からの依頼だったんですね。元々その大学ではそういった取り組みをされてたんですか?
いいえ。今回がゼロからのスタートでした。読み聞かせに興味がある小学生の子供達や親御さんに声をかけて、1年間継続して参加してくれる子達を探したんです。今話題の絵本から、難しい絵本など幅広いジャンルの絵本を1年間紹介する事により、子供たちに読書の楽しさや絵本の楽しさ、聞く力を身につけてもらうというのが狙いでした。福祉系の大学で、小学校の先生の育成も行っている学校だったので、生徒さんの実践の機会を作る場としても意味があったのかもしれませんね。
ゆりやんさん
シノブ
なるほどー!じゃあ子どもたちを集めるところから始まって、実際の読み聞かせはどんな感じで行っていたんですか?
月2回広場を借りて、子供たちの前で3冊絵本の読み聞かせをします。その他にも歌を唄ったり季節のイベント行事などを楽しむことにより、新しい仲間との交流を楽しむのも狙いの1つです。小学生の子どもたちなので1回あたりの読み聞かせの時間はそこまで長くなく、1時間弱くらいですね。
ゆりやんさん
シノブ
その会を想像すると本当にほっこりしますね。読み聞かせをする方も楽しそう。
そうですね。実際にやってみてとても楽しく、人間関係も良好で近所の子供とも沢山触れ合う事が出来て、自分自身がとても成長できたと思っています。子供達の笑顔が見れるのが嬉しいです。今の子達はいつでもスマホで動画を見たり、インターネットで色々な物を見聞き出来るんですけど、逆にこうやって読み聞かせを聞く機会はものすごく少ないみたいで、その後に友達とも一緒に遊べるので皆面白がって参加してくれるんです。
ゆりやんさん
シノブ
動画とかネットのコンテンツって便利で楽しいですけど、一方通行が多いと言うか、コミュニケーションじゃないものも多いので、そういう点では読み聞かせの場っていうのは子どもたちにとっても楽しい場なんですね。この読み聞かせのお仕事はボランティアでやられてたんですか?
いえ、一応御礼という形で、月2回の読み聞かせで4,000円頂いてました。金額自体は安いとは思いますが、子どもたちの喜ぶ顔が見れて、自分も楽しく続けられて、報酬までもらえるという点では、良かったなと思いますね。
ゆりやんさん
シノブ
そうですね~。その中でも何か大変だったこととか、戸惑ったこととかはありませんでしたか?
大変だったのはイベントの準備ですね!季節ごとに読み聞かせと一緒にイベントを行うんです。その準備が実は結構大変で、バタバタと忙しいこともありました。
ゆりやんさん
シノブ
そうだったんですね。準備するのも大変ですもんね。
読み聞かせは自分の準備だけで完結するので楽なんですが、イベントになると業者さんとのやりとりや調整もあるので、慣れない仕事は大変でした。でもその分、今までにない人脈も出来たりして、良い経験になったなと思いますね。
ゆりやんさん
シノブ
では最後に、絵本の読み聞かせを副業にしてみたいと思う人に、なにかアドバイスを頂けると幸いです。
この絵本の読み聞かせの副業は、自分が携われたのは運が良かったと思っています。たまたま近くに大学があって、その先生と知り合いだったので。求人誌に求人が乗るような仕事でもないですからね。でも本当は読み聞かせってもっと身近なものだと思うんです。絵本1冊あれば出来ることですし、実際に子どもたちや親御さんもそういった催しやイベントを待っています。町の広報誌や市役所などでそういうことが出来ないか相談してみるのが良いかもしれません。あとは1人でやろうとしないで、同じ気持ちの仲間を集められると、どんどん形になっていくんじゃないかなと思います!頑張って下さい!
ゆりやんさん
シノブ
そうですね!ゆりやんさんありがとうございました!