海外を飛び回る複数ビジネスの経営者は合理化の天才だった

こんにちは! SIDELINESのMyoon(ミュン)です

突然ですが、以下は今回インタビューさせていただいた、ひらたよしひろさんの2017年の渡航スケジュールです。

1月…沖縄、バンコク、台湾
2月…ベルリン、イスタンブール、バンコク
3月…バンコク、プノンペン
4月…バンコク、シンガポール、香港、大阪
5月…バンコク、パタヤ、チェンマイ
6月…沖縄、バンコク、チェンマイ
7月…バンコク、香港、深セン
8月…ジャカルタ、バリ、ソウル
9月…ロサンゼルス、ニューヨーク、ワシントンDC
10月…(3年ぶりくらいにどこにも行かない!)
11月…チェンマイ、バンコク、ハノイ、ホーチミン、プノンペン
12月…香港、バンコク、マニラ

ほぼ休みなく、世界中を飛び回っている……!
2017年は計68本のフライトだったそうです。

エンジニアの仕事に加え、常時7~8個のプロジェクトを運営する社長であり、世界中を旅する旅人でもある ひらたさん。
インタビューしてわかったのは、手離れの天才であるということでした。

今回は、複数の事業を回す仕事術と、働き方についての自由なマインドをご紹介します。

転職前に経験してみようとフリーランスになり、そのまま今に至る

ひらたさんはエンジニアとして会社勤めをされていましたが、2008年に勤めていた会社を辞めて独立されていますよね。
きっかけは、なんだったんですか?

Myoon

ひらたさん

通勤やオフィスの環境が嫌だったのと、リーマンショックのあおりを受けた人員整理で退職することになったんです。
すぐに転職する同僚が多かったんですが、一度フリーランス的なことをやってから転職してもいいかなと思いました。10年前は今みたいにクラウドワークスやランサーズなどのサービスがなかったし、フリーランスも少なかったんですけど、とりあえず1回やってみようと。
で、そのまま今に至ります。
オフィスのどんなところが嫌だったんでしょう?

Myoon

ひらたさん

いくつかのテーブルが集まって島になっていたんですが、当時そんなに仕事をしていないように見えた役員だけが、肘掛け付きの椅子に座っていたんです。
毎日デザインしたりプログラムを書いたりと手を動かしている社員の僕たちには肘掛けがなくて。意味がわかりませんでした。
長時間のPC作業には肘掛けが欲しいところですよね。

Myoon

ひらたさん

ほかにもMacのパソコンのほうが効率がよくて、自分でPCも椅子も買うので使わせてほしいと希望しましたが、許可してもらえなかった。そのときに、会社ってダメだなと思いました。
なるほどです(笑)

Myoon

ひらたさん

就職活動をしたときも、3社ぐらい面接に行ったんですが、2社は自主的に辞退して帰ってしまいました。当時タバコを吸っていたんですが、面接官に「社員の健康のために当社ではタバコを辞めてもらいます」と言われて。そんなこと決められたくないと思って帰っちゃった。(笑)
もうひとつはその会社が悪いわけではないんですが、100人ぐらいの学生が集まった説明会で質疑応答が始まって、スーツを着た同い年の学生が「何大学の誰それと申します」と話し出すのを見ていると、気持ち悪くなってきちゃって。最後にエントリーシートを書くんですが、面接を希望しますかという質問欄に「希望しません」と書いて提出しました。
合同説明会の雰囲気、わかります~。それにしても、なんだか反骨精神を感じますね(笑)

Myoon

ひらたさん

合理的なことが好きなだけですよ(笑)

学習は倍速で、サイト運営は自動で。合理化の天才!

ひらたさんの合理性を好む性格は、DDP技術習得のために通ったスクールでも発揮されていました。
そのスクールは約60人の生徒が一緒に授業を受ける形式で、大人数で進めるため卒業までに1年以上かかるプログラムでした。
最初は授業に通っていましたが、途中からビデオオンデマンドのサービスがスタート。
ひらたさんはそのビデオを倍速で再生して学び、ひとよりも早く卒業したのです。

器用ですね~

Myoon

ひらたさん

ひとに合わせるのが苦手なんですよ。器用貧乏です。

そんなひらたさんが手がけるプロジェクトは、やはり合理的です。
例えば、提携しているフィリピンの会社では1分広告動画を作成する編集サービスを提供していますが、ロゴデータ、外観など、指定したデータを送ると、フィリピンで作業し、リモートで納品してくれるというもの。日本で依頼すると6~7万円かかるサービスが、約2万円でできてしまうのです。

ほかにも、鍼灸院のポータルサイトを運営されていますが、タウンページから何万件というデータを持ってきて位置情報でマップが自動的に表示されるサイトを構築。
それでは場所と名前だけの掲載になりますが、鍼灸院の関係者であれば自身でページを編集して紹介文や価格を載せられる仕組みにしています。しかも掲載は無料。利用者にとってはうれしい仕組み、サイト運営者にとっては手間がかからない仕組みですね。
また、無料で利用できる代わりに、自身のサイトへのリンクをさせていただくことで、ひらたさんにとってもメリットがあります。このような仕組みで勝手にコンテンツが増えていき、サイトのボリュームが増えていくので、有料にせずとも成り立つサイトとなっています。

このほかにも、紹介しきれないほどですが、SNS運営、ITコンサル、遠隔診察アプリの立ち上げ、仮想通貨マイニングなど、ひらたさんが手がけるプロジェクトはどれも手離れがよく、全員がハッピーな仕組み。

合理的に進めることで、複数のプロジェクトで成功を納められるんですね。

通勤しなくていいなら会社員はメリットしかない

起業やフリーランスに興味がある読者に向けて、なにかアドバイスをお願いします。

Myoon

ひらたさん

実は今年から会社員になりました。
えっ、そうなんですか?

Myoon

ひらたさん

会社に勤めていて、独立しようというのは10年前の話なんです。僕にとっては。僕はそういう気持ちは通り過ぎちゃって、一人でやってるのがしんどいので会社員になりたい。
そ、そういうものですか。社長って憧れますが。

Myoon

ひらたさん

会社経営というのは法人があって僕がいて、二人分の面倒を見ないといけない感じなんです。僕は家計簿を付けるくらいならもっと稼ぎたいタイプだし、経理は雇っていますが自分が運営する会社だと、完全に任せることはできませんからね。自分がどこかの会社に会社員として入って、給料をもらう。社保もやってもらう。
でも、通勤が嫌いで会社員を辞めたんですよね?

Myoon

ひらたさん

通勤しなくてもいいと言われているんですよ。
それに、10年前のオフィスはどこも白い蛍光灯に灰色のテーブルという無機質な空間で嫌だったんです。それに比べて、最近はおしゃれなオフィスも増えましたね。
通勤しなくていいんだったら、会社員はメリットだけだと思いますよ。フリーランスになっても、お客さんなど誰かのために仕事をするパターンが多いですよね。それであれば会社に所属して会社のお客さんのために働き、安定してお金がもらえるのはいい環境だと思います。


たしかに。保険料も会社員だと負担が軽くなりますし、事務的な手間も省けますもんね。
会社員として雇われる先では、どんな仕事をされるんですか?

Myoon

ひらたさん

会社員になるので、極論を言うと仕事をしなくても給料がもらえるんですが、積みあげていくとお金になるプロジェクトを仕掛けています。最初は僕がもらう給料よりも利益が少ないと思いますが、来年には自分の給与よりも高い収入が会社に入るようになる。それをその会社への手土産にして、あとはよろしくと言ってお任せします。
さすがです……。

Myoon

雇用形態にとらわれずにメリットがある働き方を選ぶのも、やはり合理的な考え方をされる方ですね!

筆者もそうなのですが、フットワークが軽いタイプはチャンスに恵まれやすいですが、複数のことに手を出しすぎてどれも回らなくなってしまうケースが多いと感じています。手離れがよく合理的な仕組みを作るからこそ、複数のビジネスを育てられるんですね。大変勉強になりました!

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日本とタイで単身デュアルライフを送る経営者のプライベートにツッコミ入れてみました

仕事に旅行にと忙しいひらたさんですが、実は所帯持ち。

後編では、仕事と家庭の両立など、気になるプライベートを含めてツッコんでみました。

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「サイドラインズ」さんにインタビュー記事を掲載して頂きました。 | ひらたよしひろ.com

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