中編で思いのほか「ボードゲーム」についてアツく語ってしまいましたが、後編では話を戻して僕のライフスタイルについてお伝えします。
中編はこちら↓↓
http://sidelines.jp/post-4631
友人からボードゲームバー引き継ぎ、静岡県御殿場市でリニューアルオープンすることになったのですが、やはり問題は生活拠点。
当時も今も僕の住んでいるところは神奈川県。東名高速を使えば1時間程度で通える距離ではありますが、僕は社会人ではなくフリーランス。交通費だって実費なのです。
ましてやお店の経営なんて初めてですし、メンタル的にも社会復帰したばかりの「こんにゃくメンタル状態」。家族だっていますし、ローンだってあります。
そこで始めた仕事が「ライター」であり「クリエイティブディレクター」なのです。
「パソコン1台で世界を旅行しながら大金を得る!」 は半分本当で半分嘘!!
「会社と家を往復する毎日を劇的に変えてみませんか? 今ならこの教材を購入するだけで、自由を手に入れることができます!!」
インターネットを閲覧していると、こんな文言を目にしませんか? 「こんなの嘘だろ!」って思う人もいれば、「すげーなー買っちゃおうかなー」と思っている人もいると思いますが、これ、僕の経験から言わせてもらうと半分本当で半分嘘です。
僕は今幸いにして、パソコン1台とインターネット環境があればどこでも仕事ができます。
なぜかと言うと、御殿場の店を初めるのとほぼ同じタイミングでインターネットマーケティングの在宅仕事をいただくことができたからなのです。
それが転じて、今では縁あって、このように文章を書く「ライター」や企業や個人のホームページやSNSをもっと面白いものにする「コンテンツマーケティング」、企業のブランディングに携わる「クリエイティブディレクション」などの仕事をいただいています。
何れの仕事も僕のスタイルは、クライアントと直接会って話したり、チームメンバーと定期的なミーティングが必要だと思っていますし、何より熱意を受け取り熱意で返すと言う、人間味のある基本的な仕事が必要だと思っているので、パソコン1台で海外にいても仕事ができる! は、本当でも嘘でもあるかなーと思っています。
もちろんそれらのミーティングもオンラインのTV電話で過ごすことはできるのですが……。
また、1人でやるには必ず限界がやってきます。営業、実務、経理、事務。それらを全て自分でやる。それには物理的に限界がやってきますし、僕はまだまだ不器用なので、それらを上手に外注して、自分の負担を減らすと言うのもなかなか難しいのです。
もちろん器用な人はそれができるのでしょうし、個人のスキルが高ければもっともっと生産性を上げられるのでしょうが……。
と言う感じで僕は今自分のキャパ限界スレスレな感じで働いていますが、毎日とっても楽しいですし、充実しています。
収入度合いとしては、この在宅ワークが7割。お店の収入が3割程度でしょうか……。もちろん時期によって変動はありますし、お店は赤字になることだってあります(泣)
現在はこの在宅ワーク(リモートワークやノマドワーク、フレキシブルワークとも言われています)を軸に、本格的な2拠点生活をしています。
本格的な2拠点生活を始めます
3年前にスタートした御殿場のお店は、この度お隣にある富士山麓の街、静岡県富士宮市に移転し、兼ねてからやってみたかった「ライブハウス」と「ボードゲームバー」を融合した、趣味全開のお店へと変貌を遂げている最中です。
そのお店の名前が「Community Space AERA」です。本当は御殿場でも富士宮でも続けて2店舗展開をしたかったのですが、人財不足と資金不足でこの度、店舗融合と言う選択をしました。
富士宮のAERAは市内唯一のライブハウスと言うこともあり、本当にお客様に恵まれていて、幸いにしてスタッフにも恵まれました。今の僕にとって最愛の場所であり、地元の音楽関係者のプレッシャーを一手に背負っていると言う自負があります。(あくまで自負です)
御殿場のお店は、僕自身も新しい働き方を始めたばかりと言うこともあり、余裕がなく当時のスタッフに任せっきりになってしまい、自分がやりたくて始めた場所なのに、結局は丸投げのような状態になってしまっていたので、そこは多いなる反省点として、今度のお店では積極的に現場に介在していこうと思っています。
ワーケーションを活用しよう!
さて、この記事のタイトルにもなっている「ワーケーション」ですが、聞いたことはありますか?
ワーケーションとは、ワーク(WORK) + バケーション(VACATION) を融合させた造語です。
要するに、働きながら遊ぼう! ってことですね。
僕は実はこれまで意識せずにそれを実践していました。
例えば、
・公園の取材の仕事をいただいたら、積極的に自分の子どもたちをモデルとして活用して、公園に遊び&取材に行きました。
・自分のお店で子供向けのワークショップを開催し、自分もスタッフとして参加。自分の子どもたちは参加者として参加させました。
・お店でイベントがあるときは、家族全員または子連れで出かけて、イベントの前後は観光や温泉を楽しみ、イベント時間中は近くの公園やレジャー施設で僕を抜いたメンバーに楽しんでもらっていました。
そんな感じで、「遊びと仕事の境界線をいい意味で無くす働き方」のことを、「ワーケーション」と呼ぶのです。
僕は今まで、遊ぶときは遊ぶ! 働くときは働く! という考え方の人間だったのですが、やってみると意外とストレスフリー。
積極的に職場や自分の働いている姿を見せることで、子どもも妻も僕の仕事がなんなのか? を理解してくれやすくなり、寛容になってくれました。(ありがとうございます)
「ワーケーション」と「2拠点生活」この2つはぜひオススメなので、興味があればぜひチャレンジしてみてください♪
最後にお知らせです!
この度、これまで紹介した「ワーケーション」と、「2拠点生活」、「リモートワーク」という、比較的新しい働き方を、たくさんの人に知ってもらい、体験したもらいたい目的が叶い、「静岡県駿東郡小山町の公共事業を受託」させていただくことになりました!!
小山町は神奈川県の隣にある町で、都心からも高速バスや特急を使えば、1時間強でこれる田舎町。富士山はもちろん、富士スピードウェイや富士霊園。金太郎だっているんです(笑)その立地と観光産業を生かして、小山町をもっともっとメジャーな町にしたい。という小山町の取り組みをお手伝いさせていただくことになりました。
僕らが達成したい目標を具体的に説明すると、
小山町を
・働きながら観光ができる、ワーケーションスポット(普段と違う場所で半分遊び半分仕事というライフスタイルが実現できる場所)として活用してほしい。
・町民(特に子育て世代の女性)が、自分の力とインターネットを駆使して、スモールビジネスがスタートできるようになってほしい。
・都心からも気軽に行き来できる自然のある町として2拠点生活の候補地として活用してほしい。
のです。
そこで、ぜひみなさんの力を貸してください。
・まずは小山町に来てを知ってください。とってもいい場所です。
・小山町で活躍する(したいと思っている)女性を紹介してください。(妻はいますw)
・ワーケーションや2拠点生活をしたい人、僕に声をかけてください。
とそんな感じで、最後は告知になってしまいましたが……
新しい働き方を身を以て研究、実践、失敗、成功をしてきたこの3年間の経験とサイドラインズを通して知ったさまざまな人の興味深い生き方(働き方)を大いに役立てて、今後もストレスフリーで楽しい人生が送れるように、日々探求していきたいと思います!!
最後までお読みいただきありがとうございました。