システムエンジニアから人のステキをすくい撮る空気感フォトグラファーになるまで【後編】

こんにちは!サイドラインズのランボーです!押忍。 今回は空気感フォトグラファーの花村貴史さんにお話を聞きました。

前編はコチラ↓↓
システムエンジニアから人のステキをすくい撮る空気感フォトグラファーになるまで【前編】

長野に移住してもまだカメラマンとして活動せず

花村さんは、移住後もカメラマンの仕事はまだスタートしませんでした。まずは日々生きるためのバイトを始めます。 派遣会社に登録し、立命館大学の試験官や、電気屋さんで家電の設置のお仕事などを経験。 移住後に資金が尽きかけていた花村さんは「日々ご飯が食べられる幸せ」にここで気付いたといいます。 また、イオンで朝の荷出しのバイトなどを続け、生活を安定させていきます。

ライスワークのためにバイトするのは大事です。しかしなぜ、会社を辞めてまで選んだカメラの仕事ができないのか? それは、好きだからこその「葛藤」があるからなんです。 「好きなことがあるなら、仕事にすればいいじゃない。」筆者ランボーは、以前こんなことをしょっちゅう言っていました。 でも最近気付いたんですね。

「好きなことこそ仕事にするのが難しい」のは「好きでもないことより、大きな覚悟が必要」だからです。 好きだからこそ、その分野に詳しいからこそ、自分より上が居ることがわかる。お仕事をする際の価格感のグラデーションがわかる。 そうなると、どうしても躊躇してしまう。「俺なんかが人様から、お金を取ってよいのだろうか?」、「俺よりクオリティ高いのに、もっと安く仕事をしている人がいる」 そう、好きだからこそ、詳しいからこそ、そんな情報が入ってきて動けなくなってしまうのです。

しかし花村さんは、自分と向き合うことを辞めませんでした。どうやってカメラで商売をしようか?自問自答しつつも、フォトグラファーになることを諦めない。 自分の心に向き合い続け、周りの助けも得ながら、ついに2016年7月。フォトグラファーを「本業」と胸を張って言えるようになります。 (余談ですが、商品の売り方や価格感の設定など、どうやらランボーとやりとりしたのが刺激になった&参考になったようでなんかうれしい。)

フォトグラファーとしてイベントを開いたり、東京に呼ばれたり

東京での撮影のお仕事も

山梨の農園にて

松本のコワーキングスペースに顔を出していた花村さんは、カメライベントを開催したり、元々得意だったプログラミングのイベントを開催したり、WordPressのイベントに絡んだりとコミュニティをうまく使い、活動を活発化させていきます。

そんな中、カメラマンとしての活動も少しずつ着実に行っていた花村さんにチャンスが訪れます。 それは、複数人で関東に花村さんを呼び、撮影してもらうイベント。花村さんが恩師と呼ぶカメラマンが取り計らってくれたイベントになりました。 このことをキッカケに、花村さんはまた少しずつカメラマン、フォトグラファーとしての認知が上がります。

フォトグラファーと平行してバイト以外の仕事も

花村さんはそもそもシステムエンジニアで、写真のお仕事をアピールするためにブログやサイトを自作していました。 その技術があるので、Webサイト製作のお仕事も請けるようになりました。

せっかく持っている技術なので、使わないなんて勿体無いですよね。 松本に来てから、好きなことを仕事にできずに悩んでいた花村さんですが、自分自身と向き合い続けた結果、個人のスキルを商売に使えるように。

著者のプロフィール画像に使われる快挙

さらに花村さんは、著者のプロフ写真に自身が撮った写真が使用されます。 セラピスト/カウンセラーである岡部明美さんの写真撮影を上高地で行いました。

しばらくあと、岡部さんの新刊発売のタイミングで、花村さんの写真が編集者の目に止まり、そのまま採用。 これには花村さん本人はもちろん、周りの友人も大喜び。 諦めずに行動し続け、自分の内面と向き合い続けたからこその勝算でした。 並行して、Facebookには花村さんが撮影したプロフィール写真が少しずつ、でも着実に増えています。

撮影がキッカケで恋人ができ、神戸に移住

諦めなかった花村さんにもたらしたのは、お仕事の実績だけではありません。

なんと恋人もできました。

その方は以前花村さんが写真を撮った方。彼女のステキをすくい撮り、カメラ越しにコミュニケーションを取った結果です。 2018年4月、花村さんは長野の松本を後にし彼女の住む兵庫に移住しました。

私ランボーはこのインタビューで花村さんと約1年振りに再会。悩んでいた過去の花村さんはどこか遠くに行き、すっかり自信がついて別人のようでした。 花村さんは言います。「だから、本当はどんどんすごいね!イイね!って持ち上げて欲しい(笑)自分がご機嫌だから、結果ステキな写真を撮れると思うんだよね。そんくらいワガママでいいでしょ?」 自分の内面と向き合い、ファインダー越しに被写体とコミュニケーションを取り続けた花村さんは、幾つもの壁を乗り越え、幸せを手に入れています。

そんな花村さんは、関西と関東を行き来しています。タイミングを合わせてあなたのステキをすくい取ってもらってはいかがでしょうか?

Takashi Q. Hanamura Photography – 空気感フォトグラファー 花村貴史 公式サイト

花村貴史|空気感フォトグラファー(@nnammg)さん | Twitter

花村 貴史

Takashi Q. Hanamura(花村貴史)さん(@q.hanamura) • Instagram写真と動画

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