美容師の数倍の収益を副業アフィリエイトで稼ぐ方法

こんにちは、サイドラインズのランボーです!いきなりですが、皆さん、ちょっと想像してみてください。

「美容室で全国展開しているお店」

この言葉を聞いて、どんなイメージを持ちますか?スタッフが沢山いる、大きな店舗?カリスマ美容師が各店舗に1人以上居て、東京にある本店がやっぱり一番人気?

本日は、美容室の全国展開を目指し、開業わずか2年で35店舗に成長している、完全予約制の髪質改善美容室Dears(ディアーズ)の経営者である北原孝彦さんに、Web集客の戦略をベースとした美容室経営についてお話を聞いてきました。

我々の想像を覆す “離職率ゼロ” “手取り30〜35万” “週休3日可”の謎システムとは?

美容室経営で2年で35店舗を展開。北原孝彦さんの略歴

北原さんの略歴です。以下公式ブログから引用。

2004年3月 専門学校卒業

2004年4月〜 美容業界で11年勤務
– 他美容室へ集客、教育、HPのコンサルティング
– 兼業でアフィリエイトを始める
– 500名以上が所属するWEBの勉強会を運営
– 北原のメールマガジンに1年で5000人以上が登録

2014年1月 アフィリエイトで独立
– A8サイトコンテスト 美容・健康部門で1位獲得
– プールマガジンにオーサーとして寄稿

2015年5月 Dearsを起業
– テレビ取材を受ける(創業ジャンプ/長野放送)
– 全国でセミナーや講演を行う

2017年6月 Dearsグループを全国に6店舗

2018年1月 Dearsグループを全国に35店舗展開

美容師2年目にスタイリストになり、3年目には店長を任されることに。その後アフィリエイターの副業を経て退職。2015年にDearsの経営をスタート。

(この記事を書いている間にも店舗が増えているのですが……)2018年2月8日時点で38店舗まで成長されています。

そんな北原さんの歴史を、雇われ美容師時代から遡ってみましょう。

美容室店長がネットの副業を行なうキッカケとは?

北原さんは専門学校を卒業後、地元長野の美容室に就職します。修行期間を経てスタイリスト、そして店長に上り詰めます。

そんな北原さんは、なぜアフィリエイトの副業を始めたのでしょうか?

店長になり、始めたメルマガでネットの可能性を知る

店長になり、そこでスタッフ向けのメルマガを始めます。そこには日常の業務の話しや、スタッフを褒める内容、考え方の話しなどさまざま。

そしてそのメルマガはスタッフに評判になったのか、北原さんが知らないうちにスタッフの親が読むようになり、さらには親の会社の人の読むようになります。人気!

老舗の美容室で新規のお客さんがたくさん訪れるわけではありません。危機感を感じた北原さんは、スタッフに向けメルマガにある目標を書きます。

「1ヶ月で新規100人獲得する」

そのころには、スタッフの親の会社の人も含め見ていたメルマガ。その内容を見て、スタッフの親御さんだけではなく、会社の人たちも美容室に詰めかけたのです。なにも知らかった北原さんはえらく驚きます。

ここで、繋がりの力、ITの力を実感することになります。

何気なく始めたAdSenseがヒントに

メルマガで恐ろしいほどの集客に成功した北原さんは、戦略としてITが何かに使えないかな?と模索するようになります。

ブログを立ち上げ、Google AdSense(コンテンツに合った広告システム)を貼り、コンテンツを更新。最初はもちろん収益なんかありません。

そんなある日、ある1日のAdSense収益が150円に達しているのに気付きます。たまたま単価が高い広告がクリックされたようで、北原さんは初めてのAdSense報酬を喜びました。

でも、それだけで終わらなかったのが北原さんです。すぐにこう考えました。

「1サイト1日150円稼ぐなら、そのサイトを10個なら1日1500円、100個なら1日15,000円じゃないか?」と、サイト量産計画を思いつきます。

半年で500サイト作り上げる考え方とは

△組織図のイメージ

まだクラウドソーシングなど無かった当時、北原さんはライター候補をネットの掲示板経由で50人集めます。

メールでのやり取りでレスポンスが早かった上位5人にサイト構築用のPCを送り(ビックリ)、その5人の精鋭の下にはほかの45人を部下としてつけます。

あとは、45人に記事を依頼し、上位5人にできたデータを送る。上位5人はサイトに反映させていくと言った仕組みです。

北原さんはほぼ自動化でサイトを作る仕組みを作ったのです。

この仕組みによりなんと半年で500サイト製作。AdSenseの売上は月に93万円を記録。

インターネットの世界では、実行したことがすぐに収入につながり、結果大きく稼げることを知った北原さん。もちろん報酬はうれしいですが、自分で戦略をコントロールし、結果を出せることに大きな魅力を感じました。

いまなら通じないパワープレイですが、サイト作りをはじめてすぐに仕組み化を実行に移した北原さんに経営の素質を感じざるを得ません。 また、完全に筆者の考えですが、北原さんはいわゆるトップダウンの経営者ではなく、人当たりがとっても柔らかく、腰が低いと感じました。この人当たりの良さ、憎めなさも北原さんを応援するスタッフ、フランチャイズに好かれる要因なのかな?と思います。

本業を超える収入と美容師との戦略の違い

副業で大きな収入を得た北原さん。副業で活躍する傍ら、だんだんと本業では戦略を実行する場がないことにジレンマを感じます。

AdSenseの実績から講師やコンサルと活躍

Google AdSenseで大きく成果を出した北原さんは、このノウハウを活かし、講師業をしたり、コンサルビジネスをしたりして、美容室との兼業を進めました。

そして、アフィリエイトも勉強し大きく成果を出すことに。アフィリエイトの世界やブロガーたちと交流を深めていくことになります。

戦略への疑問で本業とのジレンマ

△当時の様子を語る北原さん。

Webの世界では自分の戦略を実行し結果を出せますが、美容師ではすべて自分でコントロールできるわけではありません。

ネットで培った戦略を本業の美容師に活かせない。活かせる立場ではない。そんなジレンマが北原さんを悩ませます。

そして2014年、悩んだ末に北原さんは11年間続けた美容師を辞め、アフィリエイトで独立することになります。

実家暮らしだった北原さんは、生活できるお金は十分にあるとはいえ、決して幸せとは言えない期間を過ごすのでした。

後編の記事はこちら↓↓ 

離職ゼロの美容室「Dears(ディアーズ)」経営の仕組みは副業から学んだ

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