※伊藤さんが実際にブログで使用しているコスメの写真!撮影はもちろんご自身で!!
こんにちは。サイドラインズのOOXです。
物を仕入れて物を売ること。誰でも知っている商売の基本ですが、上代下代という言葉は聞いたことがありますか? 下代は仕入値。上代は売値のことをそれぞれ差します。
ではなぜ仕入値と売値には差があるのでしょうか?
それは仕入れてから売るまでの間に、店員さんの努力やサービスなどが介在するからです。
今回は販売のプロ。しかもインターネットで物を売る「アフィリエイター」という職業を副業にしている女性「伊藤佳名子」さんをご紹介します。
伊藤さんは職業経験がとにかく豊富なのですが、単なるジョブホッパーではなく、その都度ポイントを押さえた経験をして、確実に成長につなげているというすごい方。
これまで経験してきた全ての職業である「共通点」を見い出し、現在の仕事に活用。時には応用をして、バリバリ成果を挙げています。
そんな経験豊富な女性なので取材も長時間に及び、お話の内容も非常に興味深かったので、今回はなんと「前中後編の3本立て」でご紹介します!
半分会社員半分フリーランス? 伊藤さんのプロフィール
伊藤さんは高校卒業後に家電やゲームソフトなどで販売員を担当。その後アニメの制作会社を経て、アパレルの販売員を7年経験されます。
その中で、「販売することの楽しさ」を知り、これからの時代に備えて、WEBの知識を得るために専門学校に進学。
その後、そこでの知識を活かして、漫画家さんの秘書としてや、メイドさんが髪を切ってくれるちょっと変わった美容室で、ホームページの作成やオンラインPRなどの仕事も経験されます。
そして現在は、「半分会社員半分フリーランス」として、週3日〜4日間は会社員。残りの日はフリーランスのアフィリエイター&コンサルタントとして、多くの方のブログをコンサルティングをしたり、勉強をしたりととにかく経験豊富で現在進行形で超お忙しい方なのです。
これだけ書くと、一体何者? と誰しもが思うような経歴ですよね? 実際僕も同じ感想を持ちました(汗)
でもご安心ください。これからこの記事で、順々に伊藤さんの謎の軌跡と大いなる成長を紐解いていきます!
きっかけは店長の丸投げ。目に見えて成果を実感できる「売る工夫」の面白さ
伊藤さんが経験された職業の1つに、ゲームショップの販売員という仕事があります。これだけ聞くとごく普通の職業のように思えますが、伊藤さん曰く、「今のルーツはまさにここにある!」そうです。
そうなったきっかけは、店長から与えられたミッションでした。
伊藤さんが勤務していたゲームショップは、とある地方の中型チェーン。
当時は家庭用ゲーム機の全盛期だったこともあり、各地方のいたるところにゲームショップが乱立していましたよね……。僕もよくお世話になりました。
また、当時のゲームショップは、ソフト(カセット)のみならず、ハード(本体)や攻略本、ゲーム関連の雑誌やカードゲームなどなど……とにかく「ゲーム」に関連するものならなんでも置いてあるバラエティショップのような状態でした。
伊藤さんのゲームショップもまさにそんな感じだったそうです。
そんな混沌を極めるゲームショップで、伊藤さんは今のルーツとなるミッションを店長から任せられます。
それは、「本雑誌コーナー担当」。当時はそのゲームショップの中では一番売り上げが悪く、お客さんもあまり寄り付かない、いわゆるデッドコーナーでした。
デッドコーナー故にお店としてもあまり手をつけておらず、店長もなんとかしなければならないという気持ちもありつつも、手をつけていませんでした。
そこで、店長が目をつけたのが、当時勤務歴の浅い「伊藤さん」。
「このコーナー(本のコーナー)任せるから好きにしていいよ!」と、コーナー担当を任命されます。いわゆる「丸投げ」というやつですね。
でもそこはミスポジティブ伊藤さん。
「ついに自分にチャンスが巡ってきた!」
と思ったそうです。
なぜなら、伊藤さんはこのゲームショップ以前は大手の家電チェーンで販売員をされていて、その規模の大きさ故に「コーナー担当」に任命されることはありませんでした。
俄然やる気になった伊藤さんが始めたこと。それは、「売れない本の販売を徹底的に辞めて、売れる本だけを大量に仕入れる。」という作業でした。
いわゆる販売品の「断捨離」です。
当時の地方のゲームショップはある意味「品揃えの良さ」が売りで、普通の本屋さんでは買えない専門誌が売れることが専門店たるゆえんでしたが、伊藤さんが取った行動は真逆。
当時知名度があり、それこそコンビニでも手に入るような雑誌を大量に発注し、並べたのでした。
まさに発想の転換ですね。
また攻略本も「ドラゴン◯エスト」や「ファイナ◯ファンタジー」など、ゲームファンならの誰もが知っている、いわゆるビッグタイトルの関連書籍のみに絞りました。
ただし攻略本に関しては、そのビッグタイトルに関連するものはとにかく幅広く、攻略本のみにこだわらず、マンガや小説、イラスト集など……そのゲームのタイトルを冠する書籍を片っ端から揃えました。
すると……
これまでデッドコーナーだった書籍は一気に活性化。店内でも人気のコーナーになりました。
まさに発想の転換ですね(2回目)。
しかしなぜ新人店員の伊藤さんにそんな大胆なことができたのか?
それは伊藤さん曰く、「本は売れなくても返品ができるので、大量に発注して売れ残ってもお店側にリスクはないから」だそうです。
みなさん知ってましたか?
取材当日僕は知ったかぶって「ウンウン」と頷いてましたが、実は内心びっくりしてました。
もしかして当時の店長もそこまで計算して、伊藤さんに本雑誌コーナーを任せたのでしょうか?であれば相当な敏腕店長ですよね!?
ただ、当時の伊藤さんもその店長の真意はわからなかったそうなので、謎のままです。
売れないモノを売るのではなく、売れるモノを売る
伊藤さんはゲームショップでの雑誌コーナーの販売体験を通して、
・販売という仕事は、少しの工夫で効果が何倍にもなること
・売れるものと売れそうなものを徹底して揃えてPRすること
・売れないものは無理して売ろうとしないこと
を学んだそうです。
あ、そういえば伊藤さんはサラッと言ってましたが、
「売れそうもないものに販売スペースを割くのは無駄。だったら売れるものや売れそうなものをより徹底的に販売する方が商売として効率がいい。」
というセリフが、僕には特に印象に残っています……。
続きの中編では、そんな販売大好きな伊藤さんが、インターネットと出会い、販売のフィールドを拡大していく過程とテクニックを大公開してくれます!中編はこちら↓
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