誰でもバイヤーになれる! 旅も仕事も楽しむ人のマインドセット

こんにちは! SIDELINESのMyoon(ミュン)です。

趣味と実益を兼ねてエスニックグッズを購入・販売している私が、バイヤーの仕事に一歩を踏み出してもらうきっかけになればと思い、ご紹介します。

バイヤーとして旅も仕事も楽しむためのマインドセット

海外の品物を仕入れて日本で販売するバイヤーの仕事を楽しめる人たちには、共通した思考パターンがあると思っています。

一言でまとめると「旅行に仕事を上手に乗っけて諸々を楽しむマインド」かなと思います。

仕事4割の韓国旅行での話~日程を確保するマインド~ 

年始に韓国へ行ってきました。ひとりで渡航し、1週間ほど滞在。後半は日本から遅れて合流した友人と3日ほど一緒に過ごしました。半分は旅行、半分は仕事の目的で。
年始で仕事がちょうど動き始める頃。滞在中に新しい仕事が舞い込んできました。もちろん仕事するつもりでパソコンを持参していた私は、その仕事を引き受けて韓国のカフェで仕事に取りかかります。
その姿を見て友人が言いました。「私だったら旅行に仕事は持ち込みたくないな。」

私は1週間以上の日程で暮らすように滞在する旅行が好きです。観光地ももちろん楽しみますが、現地の人が利用するスーパーや現地の人が楽しむ遊びスポットにより興奮を覚えます。海外の住人たちの生態を観察することに楽しみがあるので、極論すれば海外のカフェに座っているだけでも満足。生粋の海外かぶれです。

そんな私は、仕事を混ぜてでも年間300日旅行したいか、仕事と旅行を完全に分離して年間20日旅行したいかと聞かれたら、断然前者。でも300日休んで旅行したら破産してしまうから、やっぱり仕事しながらの旅になります。

みなさんはどうでしょう?
仕事を混ぜてでも旅をしていたい、という人にはバイヤーはおすすめですよ。

知り合いのバイヤーの話~渡航費を確保するマインド~ 

中小企業に勤める知り合いのバイヤーさんがいます。彼女は典型的なバイヤー思考の人。
海外に駐在しているのですが、第1子を産んで海外で産休中です。そんな産休中の彼女から、日本に一時帰国したいとのことで社長に連絡が来ました。
この商品をいくつ買って帰るといくらの利益が出て私の航空券代とチャラになるので、商品を買って帰る代わりに渡航費を出してくれないか、という提案でした。産休中、しかも幼子を抱えてでもこれをやり切るバイタリティには感嘆してしまいますね。

バイヤーはなんとなく憧れの職業のほうに分類されているようですから、バイヤーになるにはどんな素質が必要だろう、外国語が堪能なことかな、そんな質問がよく聞かれます。
しかし、自分の楽しみと目的のために世界を行き来したい。その費用とスケジュールはどうすれば確保できるだろうか。そういう商魂たくましい発想がバイヤーの素質ではないでしょうか。

 

バイヤーは資格不要、誰でもできて、どこでも売れる

バイヤーの公的な資格は特にありません。
始めるのに必要なのは、少しの元手です。雇われバイヤーなら雇用先から仕入のための費用が出ますので、元手も不要ですね。

外国語の能力は確かにあれば便利です。ですが、完璧に話せる必要はありません。私は初めて訪問する国の場合、数字を覚えていくようにしています。商談相手が仲間内で価格の相談をし始めると、その内容がなんとなく分かるからです。それから、愛嬌を振りまくための言葉(笑)「私は〇〇(国名)が好きです」を現地語で言えると喜ばれますよ。

行き当たりばったりの道中でいいものを発掘するのがバイヤーの醍醐味ですが、少し押さえていくといい情報もあります。どのくらい値切るのは失礼に当たらないか、どんな詐欺が横行しているか、ということです。こういった商習慣については、トラブルを避けるために少し情報収集していくことをお勧めします。

メルカリ、ヤフオク、BUYMAなど、ECサイトを持たない個人でも好きな物を簡単に販売できるシステムが充実しています。それぞれに便利さ・不便さがありますので、複数箇所に出品してみるといいですね。

まずは安いものを1点ずつ買ってみよう

いいものが見つかった。日本に持ち帰ったらこれよりも高く売れる気がする。

そういうものを見つけたら、まずは1つだけ購入しましょう。
自分でも使いたいと思うようなものなら2つでもいいでしょう。

※ちなみに、ヒトデは日本に持ち帰れません。関税法で輸入が禁止されているものかどうかは確認しましょう。

少しだけ購入することをお勧めするのには2つの理由があります。
1) 在庫を抱えないため
どんなにいいと思ったものでも、どれくらいニーズがあるか、実際に売れるのかはやってみないと分からない面があります。売れないリスクに備えて最初は少量から始めましょう。

2) 税法上の手続きを簡単にするため
商売をを目的に海外から仕入れるものについては、入国時に税関での申告が必要です。30万円以内であれば煩雑なことはなく、10分程度で済む手続きです。仕入れた物の領収書を整理しておきましょう。
より詳しくは下記JETROのサイトを参照ください。

⇒JETRO>貿易・投資相談Q&A>小口買付け品を携帯品として入国する場合の税法上の手続き:日本
https://www.jetro.go.jp/world/qa/04A-000A20.html

商魂たくましい旅行者のみなさんへ

このコラムはあくまでも、自分が海外に行きたい人が、あわよくば無料で旅行してしまおうという発想で書きました。
本気でお金儲けを考えるなら、現地に協力者を見つけて、自分は日本にいながら物が届き、販売できるシステムを作るほうが効率がいいでしょう。

同じ発想の商魂たくましい旅行好きなみなさんは、ぜひトライしてみてくださいね。

 

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