資生堂ビノラボのCMを手掛けた映像クリエイターが本業から派生した複業とは

こんにちは、サイドラインズのランボー橋本です。You Tubeのライブ動画を流しながら原稿書いていたら、締め切りギリギリになりそうで泣きそうです。

皆さんは、普段TVで見るCM、Webで見るCMをどんな人が作っているか知っていますか?

デカいビデオカメラで撮影しているので、ボクみたいな屈強なメンズだけで筋肉を振り乱しながら撮影していると思うかもしれません。(思い込み)

しかし、今回紹介するのは身長150cmの小柄な女性、nikoÜ inc代表取締役、平林亜子(ひらばやしあこ)さんです。

それでは平林さんの略歴から見ていきましょう。

企画から撮影・編集までほぼひとりで製作。平林亜子さんの略歴

nikoÜ Inc.
平林亜子さん
2008年よりTV製作会社に従事。

5年間の会社員時代を経て、2013年に独立。フリーランスとして活動し、2017年にnikoÜ Inc.を設立しました。

女子の気持ちは女子にしか分からないをモットーにコスメ・ファッションなど女性向け企業のWeb CMを製作。

と、女性の気持ちに寄り添う映像作りで活躍をしています。そんな平林さんの代表作を御覧ください。

150万回以上再生された資生堂ビノラボのCMを見よ

△シセイドウ ビノラボ ~女の印象は、自由自在~|資生堂

シセイドウ ビノラボの認知拡大を目的に作られ、動画公開でサイトのPVは5倍、動画再生数はYouTube、Facebook合わせて100万回を超え、認知拡大に大きく貢献しました。

インタビューを進めていくと、このビノラボの動画のように、目的ベースで世の中、企業に貢献する動画を製作することに強いこだわりを感じました。

企業の目的を達成するために動画を作り続けていると、専門家として自然と複業に繋がります。そんな平林さんが体験した、映像製作以外のお仕事を少し紹介します。

平林さん

……あの、橋本さん
はい、なんでしょう?

ランボー

平林さん

事前に答えた通り、私複業をしていないんですが、企画として大丈夫ですか?こちら副業・複業メディアの取材ですよね?
あ、はい。でもモデルとかライターとかやられてるとお聞きして……

ランボー

平林さん

それは本業である映像製作から派生したもので、私自身は複業をしようと思ったことはないんです。映像製作と彼氏(機材)に夢中なので!
(彼氏ってなんだろう?)あーたしかにそうですね。理解しました。でも大丈夫っす。なんとかします!上には話し通しときます(笑)平林さんは映像製作へのこだわりと、複業(っぽい)エピソードを話して頂ければ!

ランボー

本業を突き詰めると複業が自然と発生する

平林さんは映像製作一筋で、会社員、フリーランス、そして法人化と進んできました。すると、だんだんと本業の映像製作関連の仕事に広がりが出てきます。 それは、登壇、ライター、そしてモデル。登壇とライターはその仕事に対する専門性と客観的に伝える力が問われます。 平林さんは映像を極めることと、とあるモノに恋したことで広がりを見せたに違いありません。それでは紹介します。

機材に詳しくてイベントに登壇してしまう


△こちらのイベントの詳細記事Viibarと富士フイルム、スチルレンズとシネマレンズの違いを紹介したシネマレンズセミナーを開催 – PRONEWS

平林さんは、そのプロフェッショナルな機材愛が評価され、登壇の機会が増えています。

先日の新発売の機材のタッチ&トライのイベントでの登壇内容は、事前に機材を試し、その使い勝手や感想などを話す。というもの。
当日はスライドを用い参加者にわかりやすく商品の特徴や良さなどを伝えます。

機材に詳しいプロでも、人前で話し、それをわかりやすく伝えるというのは別のスキルが必要です。

さらに平林さんは、登壇だけではなく・・・!

さらにそのイベントのレポート記事も書く


登壇のあと、平林さんは発表会のレポも執筆しています。そうです。登壇の流れでライターのお仕事もこなしてしまいます。

動きの流れを見ると、

タッチ&トライ→体験をスライドでまとめる→イベント登壇→イベントレポと、ワンストップでのお仕事をしています。

いろんな分野に手を出すのではなく、まずは一分野で結果を出し、そこから自然と広がっていった感じです。平林さんは関連している分野のお仕事をしているだけなので、「複業をしている感覚は無い」とのことです。

また、この記事を読んでお仕事のお問い合わせがあったり、ほかのメーカーさんからイベント登壇やレポのお話を頂いたりと、本業から派生した複業がまた本業に繋がる循環も起きているとのこと。

【GH5】パナソニック×vookイベントまとめ |Vook note(ヴックノート)

商品の魅力を表現したら結果的にモデルに

機材は恋人という平林さん。その機材愛がキッカケで、プロ向け映像機器の雑誌モデルになったことも。

元々、機材紹介のページにて、数少ない女性のビデオグラファーやディレクターとして、機材を紹介して欲しいと言われましたが、「普通の写真じゃ面白くないな」と思い捻りを効かせて撮影。

機材は恋人なので、新しい機材=いつもと違う機材なので、「愛人」を匂わせる雰囲気で撮影。怒られるかな?と思い提出したところ、これが編集部で大ウケし、見開きで掲載されるという予定より大きな扱いに。これが思わぬモデルデビューとなりました。

後編では、平林さんがどのように本業に向き合ってきたか?を紐解いてみます。

後編はこちら

複業が自然に派生したのは本業の映像製作を突き詰めたから

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