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大好きな自然を副業に。カゴ編み教室「amocca」が生まれた背景とは【後編】

大好きな自然を副業に。カゴ編み教室「amocca」が生まれた背景とは【後編】

結婚して、住み慣れた町を離れて富士宮に移り住み、子育てをしながら家庭を守り続けた波多野さん。2人目の子育てが少し落ち着いた頃、「子どもに依存しないお母さん」になるために外の世界へ飛び出しました。>>詳しくはこちら

NPO法人のスタッフとして働く中で、彼女は「カゴ編み」に出会いました。最初は趣味で始めたカゴ編みは、現在、副業として波多野さんのライフワークになっています。なぜ、波多野さんはカゴ編みに魅了されたのでしょうか。ここでは、カゴ編みの魅力や、カゴ編み教室を開く背景について伺った話をご紹介します。

ママ友とはじめたカゴ編み女子会が「教室」へ

カゴ画像
過去のワークショップで制作したカゴ

一口に「カゴ編み」といっても、実際に編んでみるのは難しそうです。少なくとも、私にはできそうもありません……。

たくの
「カゴを編もう!」と思っても、そう簡単には作れないですよね? 一応、どこかに習いには行かれたんですよね
波多野さん
そうですね。それで、教わったことをワークショップに反映しました
たくの
ワークショップ?
波多野さん
当時、スタッフとして参加していたNPO法人活動の一環でカゴの編み方を教えていたんです
たくの
なるほど。確か、自然とふれ合いながら子育て支援を行っていたんですよね
波多野さん
はい。木から落ちたつるを使って編むんです。最初はあけびのつるを使いました

言われてみると、木から落ちてきたつるで何かしようなんて考えたこともありませんでした。なんていうか、そのまま土に還すのが普通と言いますか……。「カゴを作る」という、使い道があるんですね。

波多野さん
それで、ママ友にも教えることになったんです
たくの
そっか、お子さんたちが保育園に通っているなら、ママ友もできますよね
波多野さん
そうなんです。子どもを通じてママ友ができたのも、うれしかったですね

大人と付き合いたいと願っていた波多野さんにとっては、喜ばしいはずです。

波多野さん
「一緒にカゴを編みたい!」っていうママ友と“カゴ編み女子会”を作って
たくの
かわいい……。(萌え〜)
波多野さん
自宅で、ママ友の一緒にカゴを編んでいたんです。私としては、それで良いかなと思っていたんですけど
たくの
はい
波多野さん
ママ友の中に、「いくらかお金をもらっても良いんじゃないか」と意見してくれる人がいたんです
たくの
それだけ、本格的なカゴを編んでいたというわけですね
波多野さん
これなんです

SNSに載せている画像を見せていただきました。

たくの
いや、これ、スゴくないですか!?(語彙力)

お金をもらった方が良いと言ったママ友さんの気持ちが分かりました。完成品、ガチすぎます。売り物にしても良いレベルです。

たくの
これは、ママ友さんが正しいです! 無料で教えるレベルではないですよ!
波多野さん
そうみたいですね〜

いやいや! そうなんですって! カゴ編み素人の私でも分かるくらいなんですから。

自然も手を動かすことも大好き

カゴ編み画像
黙々と編んでいるうちに瞑想状態に

趣味ではじめたにしては、プロのカゴ編み職人といっても過言ではないレベルの腕前。こんなにも波多野さんをハマらせたカゴ編みの魅力って何なのでしょうか。

たくの
そもそも、波多野さんがここまでカゴ編みにハマった理由って何でしょうか? 趣味ではじめるなら、他にもいろいろなものがあると思うんです
波多野さん
うーん……。独身時代に仕事で植物を使った仕事をしてたからかしら
たくの
植物を使った仕事?
波多野さん
山野草でディスプレイを作ったりとか
たくの
山野草って、山に生える草や花のことですよね。草や花でディスプレイを作るなんて、もともと手先が器用なんですね
波多野さん
あー、そうかもしれません

ぶきっちょの私からすると、うらやましいことこの上ない。

波多野さん
でも、確かに自然は好きですね。独身の頃から山が好きだったんです
たくの
山から見る景色が素晴らしい、みたいなことですか?
波多野さん
山に生えている草木の原種を調べたりとか
たくの
……これまた、マニアックなところに行くんですね

山に登って草木の原種を調べる独身女性の姿、なかなか想像できません。……でも。

たくの
それだけ草木に興味を持っていたからこそ、カゴ編みに魅了されたのかもしれないですね。なんていうか、波多野さんのルーツは“自然”なんだなと、お話を聞いていて思いました
波多野さん
確かに、自然を守りたいっていう思いは強いかもしれません
たくの
それに、もともと“ものづくり”も得意そうですよね
波多野さん
手を動かすことは好きですね。カゴを編んでいる時も、ひたすら手を動かし続けて、気づいたら瞑想状態に入っていることもあります。その感覚が、なんだか心地良いんです

波多野さんとカゴ編みが出会ったのは、必然だったのかもしれませんね。

「好き」を大切にすることは自分を大事にすること

ゆうきさん画像
カゴを編んで笑顔の参加者
たくの
今後、カゴ編み教室をどのようにしていきたいですか?
波多野さん
もっと本格的に運営していきたいと思っていて。ありがたいことに、「参加したい!」っていう方も増えてきているんです
たくの
私も参加したいです!
波多野さん
ありがとうございます(笑)
たくの
作ったカゴを販売する予定はないんですか? 写真を見たら、欲しいと思う人も絶対いるはずです
波多野さん
販売に関しては、今準備中なんです
たくの
そうなんですね!

だって、本当にステキなカゴなんです。たくさんの方に、手に取って欲しいと思える品物です。

たくの
私が考えるに、以前の波多野さんのように「外に出たい」「何かしたい」って考えている主婦って、たくさんいるんじゃないかと思うんです
波多野さん
はい
たくの
波多野さんの生き方は、多くの子育て中の主婦に力を与える気がするんです
波多野さん
そうかしら〜
たくの
アドバイスと言ったら、ちょっと上から目線になってしまうんですけど。波多野さんと同じような悩みを抱える主婦の方に向けて、何か一言いただけますか?
波多野さん
えー! そうですね……

少し時間をおいてから、波多野さんはこんなことを語ってくださいました。

波多野さん
自分の中の“好き”を大切にしてください。好きを大切にすることは、自分を大切にすること。私も、これを忘れずに生きていきたいと思います

波多野さんが主催するカゴ編み教室の名前は「amocca」。スペイン語で「愛」を意味する「amo」と、「編もうか」をかけているのだそうです。なぜ、「愛」なのかというと……

波多野さん
「外に出たい」と思った時、私は自分を愛していくことが第一歩だったので……

生きていく上で、自分を愛してあげることは本当に大事。自分を愛してあげることで子どもたちや大切な人に愛情を注げるのだと、今回の取材を通して改めて感じました。私も、波多野さんのように自分も周りも愛せる人になりたいと思います。

ライターについて

ライター宅野美穂
東京都生まれ。宣伝会議 編集・ライター養成講座32期受講。都内を中心にライターとして活動中。

主な執筆ジャンルはグルメ、インテリア、ファッション系などさまざま。趣味は読書と音楽鑑賞。ポルノグラフィティと推理小説があれば生きていける30代。

飲食関連の仕事に関わったことがきっかけで興味がわき、今は料理や食材について勉強中。よろしくお願いいたします。

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