せどりは回転率が命。売れない商品を仕入れたら一気に苦しくなる

今回はせどりの回転率に関するお話をしていきたいと思います。別の記事でせどりはキャッシュフローが大事というお話をさせて頂きましたが、せどりのキャッシュフローを健全に保つための大きな要素が商品の回転率です。

せどりで健全なキャッシュフローを実現する6つのポイント

商品の回転率を上げていかないと、徐々に在庫だけ増えてしまい、その仕入れ値をカバーするために新たな仕入れを行い、数字上で毎月利益は出ているけど手元に現金が残らず、最後にはクレジットカードの枠全部使ってしまって在庫だけ残る・・・なんていう最悪のパターンに入ってしまう可能性があります。

今回はその商品の回転率を良くしてキャッシュフローを健全に保つためのポイントを解説していきます。

Contents

せどりは商品の回転率の悪さがキャッシュフローを悪化させる

まずは商品の回転率の悪さがキャッシュフローが悪化させていく様子を例でご覧頂きたいと思います。

クレジットカードの枠が1000万あって、半分の500万円分を使って商品を1ヶ月で仕入れたとします。翌月そのうち300万円分の商品が450万円で売れました。この時点では入金が450万円。利益額は150万円。そして在庫の残りは200万円分です。利益率は33.3%でかなり高い数値です。ただ、最初に500万円の仕入れを行っており、銀行口座のプラスマイナスで言えばまだマイナスです。

2ヶ月目で利益額150万円、利益率33.3%の数字を出したのでもっとどんどん仕入れをしていこうと思い、入金があった450万は全てクレジットカードの枠の支払いに充てて、また500万円分の仕入れを行いました。この時点ではクレジットカードの利用状況は550万円分利用しており、700万円分の在庫がある状態です。

翌月、350万円分の在庫が450万円で売れました。450万円の入金があり、利益額は100万円。在庫の残りは350万円分です。利益率は22.2%となりまだまだ順調な利益率です。

ただ状況としては在庫は毎月増えていき、利益額自体も落ちています。売上全部をクレジットカードの支払いに回したとしても、まだクレジットカードの支払い残高は100万円残ります。在庫は350万円分残っています。

このように利益が出ているからと言ってどんどん仕入れを行ってしまうと、いずれは大量の在庫とクレジットカードの支払い残高のみが残ってしまうことになり、キャッシュフローが回らなくなってしまうのです。

文章で見ると「回転率を良くすればいいじゃん」「無理のない仕入れをすれば良いじゃん」と理解することができるかもしれませんが、いざ実際にせどりをしてみると、クレジットカードの支払いを間に合わせるために売上を急ぐあまり、追加の仕入れを行ってマイナスのループにはまる人がたくさんいるのです。

仕入れ資金が少ないうちは回転率の良い商品だけを仕入れる

資金力が少ないうちは特に、商品の回転率を第一に考えて仕入れを行うようにしましょう。利益額が少なくても回転率が早ければすぐに回収できる分、キャッシュフローとしては非常に優秀なのです。在庫が増えると売上自体が上がりやすくなるという側面もありますが、キャッシュフロー的には在庫は残らず、全て売上になった方がはるかに助かります。資金が少ないうちは回転率の良い商品だけを仕入れましょう。

 利益額自体は資金力があれば伸ばしていける。

上記のようなループも、ある程度資金的な体力があればカバー出来るのですが、個人の副業などで限られた資金で競取りを行う場合には注意が必要です。逆に言うと、利益額を伸ばすだけであれば資金力があればどんどん伸ばすことは出来ます。せどりをしている人のブログに「月収◯◯万円!」と書いてあるのは、大体が月の利益額のことをそのまま収入としていることが多いのですが、利益と収入は大きく違います。単月の利益を追うだけであれば、クレジットカードの1000万円の全ての枠を使って仕入れを行い、瞬間風速的に売上と利益を上げることが出来ます。

しかし上記の例でご説明したように、利益が大きくても収入として扱えず、お金を稼ぐという実体の伴わない結果になってしまうのです。利益=月収ではなく、実際に収入として扱うには毎月の仕入れ値以上の売上(入金)をキープする必要があり、そのためには回転率の良い商品を仕入れる必要があります。

【初心者必見】せどりは利益=収入ではないので注意が必要

 

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