【初心者必見】せどりは利益=収入ではないので注意が必要

今回はせどりの利益と収入に関してご説明していきたいと思います。

せどりのブログを見てみると、「月商◯◯◯万」とか「月収〇〇万」とか「利益◯◯万超え」などなど、刺激的な内容がよく書かれています。かくいう僕も沢山売れた時とか、利益が出せた時にはブログに嬉々として書いてました笑

あいう表現を見ると、せどりをしていない人からすると「利益」=「収入」と思ってしまうと思いますが、せどりの実態としては異なるんです。「毎月安定的に50万~100万円の利益」と見ると、「毎月50万円~100万円の収入」があるように見えてしまいますが実際は銀行の口座の金額的には赤字、なんていう月も結構あります。今回はそのあたりの実態をお伝えしていきたいと思います。

せどりの利益は使えず、そのまま仕入れに回すことが多い

僕がせどりをしていた頃は、出た利益はほとんど仕入れに回していました。その頃は山形の実家でせどりを行っていたので、必要な生活費も少なく、本当にほとんどの利益を使わずに仕入れに回していました。せっかく出た利益を何故そのまま仕入れに回すかと言うと、翌月や翌々月の売上を立てて入金を増やすためです。

在庫分の支払いのため新たな商品を仕入れる

翌月や翌々月の売上を焦る理由は「在庫」にあります。例えば総額100万円分の商品をクレジットカードで仕入れたとします。せどりでは支払いを遅らせてキャッシュフローをよくするためにクレジットカードでの支払いが基本です。(主な小売でも支払いサイトを可能な限り遅らせることがキャッシュフローを良くするポイントです。)

翌月、仕入れた100万円分の商品の半分(50万円分の商品)が売れて、75万円の売上が立ち、販売手数料などを差し引いて70万円の入金があったとします。50万円で仕入れた商品で入金が70万円あったので、20万円の利益が出ています。紛うことなき利益です。

ですがクレジットカードの支払いは100万円です。銀行口座からは100万円引き落とされます。70万円の入金もありますが、このままでは30万円のマイナスです。このように利益が出ていても単月では赤字ということはせどりではよく起こります。

もし仕入れた100万円分の商品が全て売れて、総売上が150万、手数料などを引いた入金が140万円だったとしたら、仕入れに使った100万円を引いても、利益は40万で銀行口座も確かに40万円分お金が増えることになります。ですが実際は仕入れた商品の半分がまだ在庫として残っているのです。

この在庫が問題なく売れていけば良いのですが、高利益だけど回転率が悪い商品を仕入れたり、狙いが外れて回転率が悪くなることもあります。そうなると、その売れない在庫の分の支払いをカバーするために、出た利益をそのまま仕入れに回すこともザラです。そういう意味では出た利益を自分のことに「使わなかった」のではなく、「使えなかった」に近いです。

利益100万でもほとんど手元にお金が残らないことも

そうなると、入金があるたびに仕入れを行うようになり、手元に全く現金が残らないことも多いのです。在庫として残っているうちは売上にも利益にもなりません。もちろん時間をかければ売れていき、利益も出せるかもしれませんが、よほど潤沢な資金があるか、余剰資金でせどりを始めない限り、そこまでキャッシュフローに余裕をもたせることは出来ません。売上を立てて入金を増やすために、多少利益を削ってでも売上を立てることもあります。それもまた仕入れに回します。

今振り返ると、僕がキャッシュフローで失敗した大きな原因はここですね。高利益低回転のものを多く仕入れる一方、資金的な体力が無かったのでキャッシュフローが苦しくなってしまったのです。初心者の方は、たとえ利益が小さくても回転率の良い商品を狙ってキャッシュフローが回るようにしていきましょう。たとえ100万円の利益が出ていたとしても500万円の利益が出ていたとしても、同じような状況が起こる可能性は十分にあります。

せどりの利益を収入にしていくためには在庫を残さない

この事例から逆に考えると、在庫を残さずに仕入れた商品を1ヶ月程度で全て売ることができればキャッシュフローは問題なく回ります。在庫が全て売上に変わり利益も出せるので、1ヶ月の銀行口座の収支で見てもプラスで終えることができます。これが1番の理想です。

在庫を残さないためには、たとえ利益が小さくてもすぐに売れるものを選んで仕入れることが何よりも重要です。初心者の方は特に、利益額や利益率についつい意識が行ってしまうこともあると思いますが、せどりでいちばん重要なのは回転率です。初心者がせどりで稼ぐには回転率を最重要視して仕入れを行う必要があります。利益と収入として扱うためにも、回転率の良い商品を仕入れていきましょう。

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