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摂食障害を乗り越えた3児の母が選んだ副業は「週末自宅サロン」

摂食障害を乗り越えた3児の母が選んだ副業は「週末自宅サロン」

こんにちは。サイドラインズのOOXです。

普段からデスクワークの多いからなのか、最近腰痛や肩コリがもっぱら悩みのタネになっています。

じゃあデスクワーク減らそう! と思っても、それはなかなか無理な話。
一体どうしたら……。

そんな悩みを抱えながらSNSを眺めていると、海外留学時代の友人が

「自分で自分を整える 海辺の自宅サロンを開業しました!」

との投稿が目につきました。

自分で自分を整える? マッサージや整体に通う時間が取れない人(僕)にはぴったりかも!と思い、早速連絡してみることに。

すると、どうやら会社員時代から副業として少しずつ蓄積した知識や技術を生かして開業したとのこと。

これは詳しく聞いてみたい! ということで、取材もお願いしちゃいました。

自宅サロンで施術をしている、真衣さんのプロフィール

仲真衣(なかまい)さんは、千葉県在住の3児の母。現在は自宅のリビングをサロンとして活用する、自宅サロン『ふわりーPersonal Careー』を運営しています。

こちらが自宅サロン。ご覧の通り、子供連れでの施術も大歓迎だそうです

真衣さんは、大学時代に摂食障害という病気に悩まされ、身体と心を病んでしまい、悪い時には自宅から全く出ることができないほどに。

そんな彼女を変えてくれたのが「ヨガ」でした。

難しいポーズなどはできなくても、ヨガの呼吸法を実践するだけで、心が嘘のように軽くなり、これまでからは考えられないほど活動的な自分を取り戻し、大学在学中にワーキングホリデーを活用して「アイルランド」へと旅立ちます。

僕が彼女に出会ったのもアイルランドでのこと。

当時は大人しく知的な女性というイメージが強かったのですが、気づけば3児の母に。

今回の取材で、帰国後に結婚式にお呼ばれして以来、実に十数ぶりに再会を果たしました。

昔話に花が咲き、ついつい長めの取材となってしまいましたが、その十数年で起きたこと、感じたこと、考えたことなど、たっぷりと伺ってきましたので、しっかりとお伝えします!

結婚→妊娠→出産 キャリアウーマンから母になるための試練と苦悩

大学卒業後、真衣さんは日本の大手鉄鋼メーカーに就職。そこで出会った男性とめでたく結婚をします。

当時は真衣さんは広島。旦那さんは東京にそれぞれ勤務。新婚なのに別居婚というなんとも不可解な結婚生活を強いられます。

しかし、寿退社という選択はせず、勤務は継続。上司や人事に直談判をして、東京への異動を勝ち取ります。

当時その会社はわりと古風な社風だったため、
「社内結婚をしておきながら、異動願いまで出して、勤務を継続する」
という真衣さんのスタンスはあまり受け入れられませんでした。

そんな周りの目によるストレスから、真衣さんは体調を崩してしまいます。

加えて、当時東京での真衣さんの仕事は、まだまだ新人の女性ができるようなレベルの仕事ではなく、残業をしなければならない日は月に10日以上。そして、翌日は定時に出社するというなんとも辛い生活。

そんな生活を続けながらも、赤ちゃんを授かります。

神妙な面持ちで自らの過去を語ってくれました

過去に卵巣腫瘍という病気を患っていた真衣さんは、
「このチャンスは二度とないかも。」
と考え、上司に
「定時で退社させてもらえないか? もしくはそれが可能な部署に異動させてもらえないか?」
とお願いしをします。
しかし、返事は
「君の要望を叶えられる部署は東京にはない」
というなんとも冷たい返答。

真衣さんは、その後の体調にも支障をきたし、悪阻も悪化。最終的には会社を休職しそのまま出産。産休を迎えることとなりました。

子供が生まれてわかった、母親の健康の重要性

「産休中も、会社にとって役に立たない人間という罪の意識に悩まされていた。」

と語る真衣さん。

産休育休中もただ休むのではなく、何かしなくては!という意識は強く持っていました。

しかし、育児経験のない真衣さんは、子育てだけで手一杯。

なかなか泣き止んでくれない我が子に手を焼き、自分を整えてくれるはずのヨガ教室に行っても、全くレッスンを受けることができません。

自宅では泣いている子供を放っておいて、トイレにこもることもしばしば……。摂食障害も再発してしまい。まさに育児ノイローゼ寸前でした。

「なんとかならないものか?」

と、強い思いで調べた結果出会ったのは「まるまる育児」という育て方。

まるまる育児の一種。おひな巻き

「まるまる育児」とは?
“まるまる抱っこ・まるまる寝は、助産師さんやママの経験則から生まれた育児の知恵です。ママのお腹のなかの赤ちゃんは、背骨をCカーブに保った姿勢で過ごしています。まるまる育児では、生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこするときや寝かせるときに、赤ちゃんの身体を胎内での姿勢に近い姿勢にしてあげます。赤ちゃんをまるまるの姿勢にしてあげることで、赤ちゃんが落ち着くと考えられています。”

出典:まるまる抱っことは?まるまる育児のやり方と注意点
https://mamanoko.jp/articles/5686

この育児法を覚えてからは、今までの苦労が嘘のようになったのだとか。

まるまる育児に興味を持った真衣さんは、それに詳しい助産師さんの元を訪れます。そこで、子供だけではなく母親自身の健康にも目を向けることの大切さを教えられます。

子供だけでなく、自身も整体などもしてもらい、心も整い、育児の大変さだけでなく、楽しさにも目を向けられるようになりました。

「健全な赤ちゃんを育てるために重要なのは、赤ちゃん本人だけではなく、母親である自分もしっかりと健康に目を向けなければならない。でも自分を含めてそれができていない人はとても多い。」

そう強く思った真衣さんは、この自分の経験を少しでも多くの人に伝えたいと思いました。

産休という期間を経験してわかった、働き方の多様性

真衣さんは1人目の育休中にさまざまな女性と関わり、働き方の多様性に触れます。大企業の役員だった女性や、個人開業をしている女性。専業主婦ながら副業でお小遣い稼ぎをしている女性など……。

会社員を続けることだけが選択肢ではないということを実感するとともに、いろんな母親像を知り、いつかは自分もという考えが頭をよぎります。

そこで、育児休暇を利用して、自分の興味のあることをやってみようと思い、まるまる育児やアロマテラピー、ヨガなど、主に母親と赤ちゃんの健康に関する知識を蓄え始めました。

育児休暇を終え、会社に復帰した真衣さん。保育園の力も借りてなんとか復職したものの、それでもやはり会社の水には合わず、ストレスフルな生活が再開。

そんな真衣さんを支えていくれていたのが、楽しかった育休ライフの思い出。

真衣さんが育児休暇中に勉強し始めた知識は見事なまでに広がりをみせ、ひいては骨格や姿勢と性格の関連性などに興味を持ち、日々勉強。その興味から仕事復帰後も一生懸命勉強を続けていました。

「会議に参加しているメンバーの顔を見るだけで、その人の健康状態や情緒が読み取れるようになった。」

と語る真衣さん。

僕も半信半疑だったのですが、どうやらそれは本当のようで、自分の心情は姿勢に表れ、表情に表れ、態度にも表れます。

お客様を自宅サロンに招き、母親の健康と体癖の関係性について語る真衣さん

そんな特技を習得した真衣さんは、ついに2人目の妊娠中に育児休暇を活用して、自宅での施術をスタートさせます。

会社での仕事をやらされていた時期とは違い、自分の興味のある分野をしっかりと勉強して、それを人に施す。
とても楽しいライフスタイルだったそうです。

普通なら、このまま会社を辞めるという決断をしてしまってもおかしくないような話ですが、真衣さんは退職という選択肢を選びませんでした。

その理由は、

「これまで会社にたくさん迷惑をかけたので、その恩を仇で返すようなことはできない」
という思いと、
「女性だから男性だからではなく、1人の人間として自立していたい」
という意地でした。

しかし運命はそれを許してくれませんでした。

第2子の育休から復帰してほどなく、なんと第3子を授かったのでした。

「やらなきゃならないこと」ではなく、「やれること」を「やりたいように」

第3子を授かった真衣さんは、ついに会社を辞める決心をします。
そこにはやはり強い決意があったようで、産休も育休も取らずに、 会社を退職しました。

元気一杯3兄弟! カワイイ!!

 

そんな真衣さんが、第3子の妊娠をSNSで報告した際の投稿がとても印象的だったのを、この記事を書いていて思い出しました。

「色んな形があっていいのだ。」

この言葉こそ、真衣さんがこれまで葛藤した中で得た答えなのかもしれません。

現在は自宅のリビングを活用して自宅サロンを開業している真衣さん。

「ゆっくりと時間をかけてしっかりとお客様に接して、最終的には自分で自分の健康と向き合い、維持できる人を増やしたい。」

という信念のもと、今では、母親への施述のみならず、男性や子供からの施術依頼も増えているそうです。

3番目の子と共に、勉強会やセミナーに通い、今日も身体の勉強に励んでいます

また、アロマについての勉強会を開催したり、母親の健康の重要性を伝えるセミナーに登壇したり、赤ちゃんの抱っこの仕方を教える会を開いたり……。

自分が健康と育児で悩んだからこそ、その辛さを味わう人を1人でも減らしたいという強い想いで、今日もパワフルに活動されています。

赤ちゃんの抱き方や、授乳の仕方など「育児中に私がもっと詳しく知りたかったこと」を中心に指導するように心がけているそうです

ちなみにですが、現在僕の妻もお腹に子供を宿していまして、真衣さんの施術を受けています。
そしてついでに僕も真衣さんの指導のもと、姿勢改善に取り組んでいます!

もともと真面目で勉強熱心な真衣さんの性格そのままに、しっかりと理論を交えて話してくれるので、健康について無知だけど変に疑り深い性格の僕でも、きちんと納得させてくれた上で、健康と向き合えるような講義と施術をしてくれています。

そんな真衣さんが運営するサロンはこちら↓↓

『ふわりーPersonal Careー』

サロンからは、こんな綺麗な夕焼けを見ることができますよ!

これから育児をされる予定のプレパパやプレママはもちろんですが、自分の健康を見つめ直したい方など、「自分の身体を自分で整られるようになりたい方」に、自信を持っておすすめします!

Profile image

両親の離婚、父親の病気、祖父の介護などが重なったことをきっかけにフリーに転身。「やりたいこと」と「やるべきこと」のバランスを保つために試行錯誤しています。2児の父親(男の子と女の子)。「やりたいこと」の一環として、静岡県御殿場市でボードゲームバーを経営しています。

ライターについて

大楠 翔一
両親の離婚、父親の病気、祖父の介護などが重なったことをきっかけにフリーに転身。「やりたいこと」と「やるべきこと」のバランスを保つために試行錯誤しています。2児の父親(男の子と女の子)。「やりたいこと」の一環として、静岡県富士宮市で「Community Space AERA」を経営しています

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