ベリーダンサーは稼げる?好きにまつわる仕事の紹介

こんにちは! SIDELINESのMyoon(ミュン)です。

「好き」を生かして働きたい!
でも、好きなことって儲からない?

ベリーダンスに惚れ込んで会社を辞めた私も、まさにそんなテーマについて、日々悩みながら生きております。

私は現在ベリーダンススクールに通いながらベリーダンサーとして舞台に立たせていただいています。また、ベリーダンス衣装を販売するショップ兼スタジオ(通っているスクールとは別)でも勤務しているため、業界の色んな方との出会いがあります。

そんな私が、ズバリ、好きなこと(特に芸術)って稼げるの? という視点を踏まえながら、ベリーダンスにまつわるお仕事を紹介します。

好きなことへの関わり方は様々です。
どう仕事にしようかと悩む皆さんのヒントになれば幸いです。

ベリーダンス専業者はごく少数、副業・複業が大半

ベリーダンサーは儲かるのか?
早速言ってしまいますが、儲かりません! 以上です! 有難うございました!

えっと…… 事実、そうなのですが、それではあんまりなのでもう少し語ります。

ベリーダンスを専業にできている人は、現在とても少数です。

10代からベリーダンスを踊っているごく一部のプロたち(30代以上から始めてプロになる人も多い)、国際的なコンペティションで受賞しているダンサーたち、日本のベリーダンス黎明期から踊っているレジェンドたちだけではないでしょうか。
ほとんどは副業、複業で生活を成り立たせながら、ベリーダンスを続けています。

また、専業のダンサーたちの主たる収入も、ショー活動ではなく講師業です。パフォーマンスのみで食べていくことは難しいのが現状ですね。

ベリーダンスに関わる仕事

「好き」な素材に対してどう関わるか?
料理に例えるなら、豆が好きだとして、その豆を煮るのか、焼くのか、炒めるのか、売り飛ばすのか、栽培するのか、ということです。

ベリーダンスに関わる主な収益源を見てみましょう。

講師:ベリーダンサーの主たる収入源です。自身が運営する教室、ほかのダンサーや企業が運営する教室、カルチャーセンター、スポーツジムなどに働き口があります。生徒達のお月謝、または出席人数×マージンが収入になります。

振付師、ワークショップ講師:特定の教室で教えるほかにも、人気講師たちは全国で自身が作った振り付けをシェアしています。海外の人気ダンサーが来日時に振り付けを教えてくれるワークショップも多数ありますね。参加者たちからの参加料が収入になります。

DVD、書籍、CD:ベリーダンスを自宅で練習できるレッスンDVD、ショーで使いやすい音源を集めたCD、ノウハウをまとめた本などを編集して発売する方法です。ある程度の人気やノウハウの蓄積がないと成り立たない仕事です。

ショーダンサー(オープン、クローズド):一般の方がチャージやチケット代を払って観られる、ホールやレストランで開催されるオープンなショー。それから、招待された人たちだけが観られる、ホテルのバンケットルームなどで開催されるクローズドなショーがあります。ショーの出演料が収入になります。

オーガナイザー:ショーを企画、運営する仕事です。チケット発送などの実務面だけを請け負うこともあれば、振り付けや照明の構成な総合的な演出まで手がけることもあります。オーガナイズ料が収入になります。 

衣装、グッズの製作、販売:ダンス衣装や小道具の仕入れまたは製作、販売に関わる仕事です。ショップ経営、バイヤー、販売員、製作メーカー(ハンドメイドも多い)が含まれます。収入は売り上げから経費を除いた額、または時給などです。

お直し屋さん:エジプトからの輸入が多いベリーダンス衣装は、ほとんどの場合、お直しが必要です。ゴージャスなレースやスワロフスキーがあしらわれた衣装に自分でハサミを入れるのは怖いもの。そこで、ベリーダンス衣装のお直しを専門的に請け負っているお直し屋さんたちがいます。値付けはさまざまで、1箇所数千円などのお直し屋さんが決めた修繕料が収入になります。

その他:最近では衣装のレンタル業など、新しい仕事も出てきています。

ベリーダンサーが稼げるようになるには?

このように多様な働き方があるにも関わらず、ベリーダンサーが稼げないのはなぜでしょうか。

ひとつは、収入を圧迫する支出が挙げられます。これは別のコラムでご紹介していますので参照ください。 

もうひとつは、パフォーマーとしての仕事だけでは成り立たないほど、まだまだベリーダンスショーがニッチな娯楽だという事情があります。習い事としては、水面下では人気が高いという感触があります。しかし、バレエやミュージカルや映画のようにベリーダンスショーの宣伝を見かけることはあまり有りません。
もっとメジャーなものにしていくには、ベリーダンスを芸術としてさらに高めないといけないという課題もありますし、気軽に見に行けるベリーダンスショーの情報をもっと提供しないといけないという面もあります。

ベリーダンスショーの大衆化、これを叶えるべく、ダンサーとしてライターとして出来ることをしていきたいと思います。

ブログでは華やかなショーのレポートやベリーダンサーの涙ぐましい舞台裏など、等身大のダンサー生活を綴っています。お気軽にフォローください!
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