せどりで仕入れる商品が多くなればなるほど、比例して多くなるのが作業時間です。仕入れをしようと思ったら、実店舗に車を運転していって、何店舗か回って仕入れをして家に帰ってきて、その後はAmazonの管理画面で出品の登録を行って、FBAをを使う場合にはAmazonに納品するために梱包して、納品用のラベルを印刷して、宅配業者に発注して・・・などなど。モノを売るっていうのは本当に大変なことです。せどりで稼げるようになった人でも、せどりの作業時間が長くなってしまって、常に仕事している状態になっているという方も多いです。
「せどりを行っていて稼げるようになってきたけど、その分時間が無い」という方や「副業でせどりをやってみたいけど、取れる時間が限られていて自分に出来るのだろうか」とお悩みの方はぜひ参考になさって下さい。この記事でご紹介する宮本さん(もっさん)は1日1時間程度の稼働で、月50万円前後の利益を安定的に上げています。その秘密は「外注」です。
コンテンツ
せどりの仕入れ・商品登録・梱包・発送など全て外注しているもっさん
彼は京都在住の30歳(僕と同い年)の個人事業主です。専業でせどりを行っていて、月商は大体150万~200万、利益は50万前後です。せどりの利益って平均が15%~20%と言われる中で、かれは利益率が非常に高いせどりを行っています。その高利益の秘訣はまた別の記事でご紹介するとして、更に驚きなのが、せどりの仕入れ・商品登録・梱包・発送などを全て外注しているというところです。
仕入れた商品の検品から商品登録・梱包・発送を代行してくれる業者はいくつかあるのを知っているのですが、せどりの「仕入れ」まで外注している人は本当に珍しいです。その手法について詳しく聞いてみたいと思います。
せどりの外注先は子持ちの主婦が多い
まずどんな人に外注しているのかを聞いてみると「お子さんを持つ主婦」が多いとのこと。過去には色んな人に外注の依頼をしてみたそうなのですが、長く続けてくれる方の共通項は「お子さんを持つ主婦」だそうです。お子さんがいらっしゃるから頻繁に外出は出来ないけど、ちょっとの空いた時間に出来たり、時間指定がないアルバイトとして行ってくれる方が多いのです。
外注さんの教育のために実際にせどりの仕入れに行くことも
外注を請け負ってくれる人が見つかったら、次は外注さんが仕事をこなしてもらえるようにせどりについて教えていく必要があります。もっさんは仕入れも外注しているので、実際に仕入れの仕方を学んでもらうために、一緒に店舗に仕入れに何回か行くそうです。このお店ではこのジャンルをよく見ましょうとか、この時期にはこういうところをチェックしてくださいとか、丁寧にせどりの仕入れの方法を教えていくそうです。
細かなサポートがせどりを外注化するポイント
せどりを外注化するにあたって重要なことは、外注さんのサポートです。外注さんが迷った時などに気軽に質問してもらってそれに対して迅速に返事をしたり、何か間違っているところがあったらすぐに叱らずに繰り返し教えていく必要があります。毎日顔を合わせて話をする関係性ではなく、外注さんのペースで、仕入れをミス無く行ってもらうためには信頼関係がとても大事です。
せどりを始めてすぐの頃は、この商品ははたして仕入れるべきなのかどうか迷うことがあります。モノレートを見てもデータが無かったり、利益は出そうだけど回転率があまり良くなかったりと、自分で判断しきれない場面が出てきます。そういった時にLINEやメールで気軽に連絡をもらえるように関係を築いておいて、すぐに返事をすることが、外注さんに安心して作業をしてもらうためのポイントです。
外注にかけている費用は多くても3万円
せどりの仕入れから納品までの全ての作業を外注した場合、大体いくら位の費用がかかるか聞いてみると「全部で多くても3万円くらいで外注できるよ」とのことでした!これは正直驚きました。実店舗での仕入れの外注費用は2万円くらいで、梱包~発送の外注であれば1万円くらいで可能とのこと。それで月に50万円もの利益が出せて、かつ作業時間を大幅に減らせるのはかなり魅力的です。
現在は数人の方にせどりをまるごと外注している
もっさんは現在、数人の外注さんに作業をお願いしています。実店舗での仕入れを担当してくれる人、梱包から発送までを行ってくれる人等、個人の環境や状況に合わせてお願いする仕事を分けているとのこと。普通月商200万の売上を上げようと思ったら、毎日仕入れに行って、お店が閉まるまで仕入れを続けて、お店が閉まってからは自宅に帰って納品作業を行って・・・と結構作業時間がかかってしまいます。ですがもっさんは現在はせどりにかける時間は1日1時間程で、その作業は外注さんの報告を確認したり、LINEできた質問に返事をしたりしていうだけです。
自分でも3日に1回くらい、電脳せどりの仕入れを行ったりもしていますが、それも仕組み化して利益の出る商品が出品されたらアラートが上がるシステムを自作して、ほとんど作業らしい作業はしていないとのこと。
せどりは労働集約型のビジネスであり、行動量が減ってしまうとその分売上や利益が減ってしまうビジネスですが、その行動を自分ではなく別の人に行ってもらう仕組みを作ることで、せどりだけど非常に効率の良いビジネスにしている人もいます。ぜひ参考になさって下さい。