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好きこそ物の上手なれ。得意を広げて複業を始めたシンガーの話

好きこそ物の上手なれ。得意を広げて複業を始めたシンガーの話

こんにちは。アイドルの中ではダントツでももいろクローバーZが大好き(モノノフ)な、サイドラインズのOOXです。

いきなりなんだよ!!(怒)

と思った方。申し訳ありません。

前編で紹介した、「西てるほ」さんをこの後編の記事で語る上で、大事なキーワードだったので、とりあえずブッこんでみました(笑)

そもそも、僕がなんで西さんをインタビューしたいかと思ったかというと、音楽の趣味の部分で共通点が多かったから。むしろ共通点が多すぎて、西さんに「もしかして、あなたは僕ですか?(意味不明)」という質問までしてしまう始末。

とにかく楽しい取材となりました。

僕と音楽の趣味がピッタリな「西てるほ」さんは現在ライターや編集者、リリシスト(作詞家)やシンガーとして、マルチに活躍されています。

これら全てに共通することは、「自分の表現を通して世の中に何かを伝える」ということ。

彼女がどれだけ表現力に長けていたかは、前半の記事でレポートしていますので、ぜひ読んでみてください。

前半の記事はこちら↓↓

シャイな私が選んだ「複業芸能人」という道

自分を素直に表現できる方法はやっぱり唄と作詞だった

西さんは、幼少の頃から、日本舞踊、ピアノ、キーボード、ポエム、演劇、アイドルというさまざな表現方法を経験し模索した結果、高校卒業と同時に自らが作詞した歌をうたうシンガーという道を選びました。

自ら選んだ道を歩むために、それまで所属していた芸能事務所も退社。自力でのし上るという道を選んだからこそ、プレッシャーも凄かったはずです。

ましてや当時は浪人生。

表向きは「大学進学を目指して勉強に励む期間」でした。

進学校を卒業したという親の期待を一身に背負いながらも、自分が作詞したオリジナルソングが唄えるバンドに加入したいと思っていた西さんは、インターネットの情報やリハーサルスタジオのチラシなどを頼りに、自分が参加したいバンドを求めて、10バンド以上のオーディションや顔合わせに参加します。

さまざまなバンドでボーカルを経験!

ようやく見つけた自分に合いそうなバンドに加入し、作詞家&シンガーとして本格的に始動。最終的にはCDをリリースするレベルに至ります。

自分の好きが得意として認められた瞬間でした。

西さんは
「やっぱりこの表現方法(うたうこと)は私に合っている」
と感じたそうです。

大学生という立場は最強の隠れみの

浪人時代にバンド活動にのめりこみながらも、しっかりと大学進学を決め、浪人生活はわずか1年でピリオドを打った西さん。

選んだ学部は経済学部……。

え? なんでと思う方もいるでしょう。もちろん僕もご多分にもれずそう思いました。

西さん曰く
「大学生であればある程度時間に余裕があるので、バンド活動ものびのびできるし、親も安心させられる。何より好きなことをしてても周りの目が気にならないから。」
とのことで、

大学生という立場を大いに生かして思う存分バンド活動をしていたそうです。

バンドが解散! 意外なきっかけで始まった複業生活

順調に思えたバンド活動でしたが、西さんにとっては意外なタイミングで終了を迎えることになります。

それは、「他のメンバーの就職活動」でした。

真剣にバンドに取り組んでいたつもりの西さんでしたが、他のメンバーはそうではなく、バンドはバンド。就職は就職と割り切っていたことに気づき、ショックを受けます。

「バンド解散後はしばらくフラフラしてました」
と語る西さん。

しかし、うたうことへの情熱は捨て切れず「チャンスがあればいつでもステージに復帰できるように」と、人脈作りや市場調査のために、ライブや映画や舞台など、表現に関わる人が活躍する場を見て廻るようになりました。

そんな中である自主映画の制作団体から、
「エキストラで女優をやってくれませんか?」
と声をかけられます。

担当したのは「死体の役」。

それでも見事演じきった西さんは、その団体の準メンバーのような形で活動に携わるようになります。

演劇は今も続けているそうです

その団体はシナリオ作成から、演技、撮影まで全て自主で行なっていたため、西さんは映像作品の世界をより深く知ることになります。

シンガーを目指していたこともあり、音楽にはちょっと厳しい西さんは、その団体の映像作品の演技や台本ではなく、音楽に目をいや、耳をつけます。

実は水面下でトラックメイカー(パソコンで音楽を作る人)兼ギタリストとユニットを組みながら、楽曲を作成し、シンガーとしての活動も徐々に再開していた西さんは
「自分たちの音楽を映画に使ってくれないか?」
と提案。

そのクオリティの高さ故に、映画音楽として採用されます。

自分の生み出したものを認めてもらい、ますます自信をつけた西さん。

この頃は、女優、シンガー、作詞家として、マルチな表現活動をしていました。

Demolight結成!

映画音楽を作成していたユニットを経て、西さんはまた、ライブハウスのステージへとその活躍の場を戻します。

これまで交流のあった複数のバンドのメンバーが統合し、満を辞して新バンドを結成!

そのバンドの名前は「Demolight」

現在は3名体制で活動しています

西さんは現在でもこちらのバンドのボーカルとして活躍されています。

このDemolightは後に、数々のコンクールなどで賞を勝ち取り、最終的にはボーカル、ベース、VJ(映像担当)&Manipulator(パソコンで音楽を流す役割)という3人体制になり、約300人を収容するライブハウスをワンマンライブで満席にするほどの人気バンドとなりました。

DemolightのHPはこちら↓↓

Demolight

音楽活動で成功を収めた西さんは、とある有名な音楽プロデューサーにもDemolightの曲を聴いてもらう機会を得ます。

そこで
「歌詞がいいね!」
とのほめ言葉をもらいます。

小学生からコツコツと書きためていた「ポエム」が陽の目を見た瞬間でした。と同時に、自分の好きが得意として認められた瞬間でもありました。

作詞の能力が認められて、プロデューサーからほめられる。

音楽一本で活動することにこの上ない喜びを感じた西さんは、一心不乱にDemolight活動を続けます。

作詞、作曲活動に加えて、日々の練習、CDのレコーディング、ライブや全国ツアーなど、まさにバンド中心の生活となり、楽しくもキツイ日々が始まります。またこの時に、Demolightのボーカルとして、フリーペーパーなどに音楽コラムをの寄稿を依頼されるようにもなっていました。

ここからは僕の経験ですが、バンド。特にインディーズバンドの活動は実に不規則で、タイムスケジュールもかなり過酷です。

特に遠方でライブをするツアーともなると、移動も車でする場合がほとんどなので、

早朝出発して運転 → 到着したらすぐにリハーサル → 本番前ギリギリまで練習や打ち合わせ → 本番 →  ライブが終了したら打ち上げ(自分たちが盛りがるのではなく、ライブの主催者や関係者への挨拶がメイン) → 車内で仮眠を取って次の会場へ移動

ということを繰り返すことになります。

楽しくもあったバンド活動ですが、いつからか西さんは身体に異常をきたし、Demolightは活動休止に追い込まれてしまいます。

普通であればそのまま解散という道筋を辿るのですが、Demolightは違いました。

「唄いたい時に歌えるバンドでいよう」

メンバーの理解に支えられ、現在もDemolightはマイペースで活動を続けています。

でもなぜそんなことができるのでしょうか?

バンド1本で活動していたわけですから、

バンドの活動休止 = 仕事がなくなってしまう

と思いがちですが、そこがDemolightのすごいところ。

メンバーがそれぞれドラマ出演や俳優、各ジャンルのミュージシャンのサポート、楽曲提供や映像製作などで、個人活動をすることができるほど、才能に溢れた面々だったからなのです。

理解のあるメンバーに恵まれた西さん

それは西さんも例外ではないようです。

自分を表現するさまざまな仕事との出会い

療養を終えて、社会復帰をする際、まず最初は普通の会社に一般職の派遣社員として働き始めました。

そしていくつかの会社での勤務を経験し、たまたま派遣された先の会社の代表が、新たにライタープロダクションを設立。

真面目な働きぶりが評価された西さんは、その人から「会社の立ち上げメンバー」としてスカウトされました。

これまでその会社では普通の事務職として勤務していた西さんですが、
「ライター兼編集者として働いてみないか?」
という誘いも受けたのでした。

ライターという仕事は文字通り、文章を通して表現をする仕事。

表現することが大好きな西さんに断る理由はありませんでした。

勤務形態も在宅が中心なので、身体にも無理なく働けるライターという仕事。病み上がりの西さんにとってはぴったりだったでしょうし、もしかしたら、これまでの人生で音楽以外にもさまざまな表現方法を体得してきた西さんの表現力の豊かさを見抜いてのスカウトだったのかもしれません。

現在西さんが所属されているライタープロダクションがこちら↓↓

YOSCA

無理なく楽しく続けられる仕事を見つけ、時間と心に余裕が持てるようになった西さん。

ライターとしても活躍中!

 

音楽を聞いたりライブに行くことも大好きとのことで、今はいろんなライブやコンサートなども見に行けるようになったそうです。

中でもイチオシはももいろクローバーZ!

なんと西さんは「モノノフ(ももいろクローバーZの大ファン)」だったのです。
(やっと文頭のフリを落ち着かせることができました。(笑))

大好きで仕方なかった音楽活動が原因で、身体と心に支障をきたすという、なんとも悲しい思い出のある西さんですが、今ではその音楽活動も心から楽しめているそうです。

コスプレ衣装も振り付けも完璧!(西さんは緑色担当)

その趣味の一環として、「ももクロ部(仮)」というバンドを組み、歌や演奏のみならず、振り付けや衣装までも完コピ(完全なるモノマネ)して、不定期でライブもやっています!!

本当にクオリティが高いので、僕も一度はライブを拝見したいと思ってます。(もし会場で見かけた際は、テンションがアガリすぎて、周りが見えなくなってしまってると思うので、そっとしておいてくださいw)

そんな西さんが在籍するバンドのFacebookページがこちら↓↓

ももクロ部(仮)

「あえて趣味として線引きをすることで、純粋にやりたいと思えるようなバンドが組めた。とにかく楽しくて、毎回ライブが楽しみで仕方がないです。」

と語ってくれました。

これまでの人生で、音楽のみならずさまざまな表現方法を体得してきた西さんは、このライターの仕事と趣味のモモクロ部(仮)と共に、女優、WEBモデルなどを頼まれたり、アイドル、アニメソングのレコーディングやコーラスなどの仕事も受けるように。

また、歌詞を書く仕事も再開したいと考えた西さんは、さまざまなコンテストに応募して合格をしたり、それがきっかけで作曲家の人から歌詞の製作を依頼されるようにまでになりました。

得意の裾野を広げれば、なりたい自分になれる

さまざまな仕事をこなす複業家となった西さんですが、全てに「表現する仕事」という共通点があります。

幼少の頃から一貫して表現することにこだわってきたからこその今だと思うのですが、やはりまた1番好きだった音楽の仕事だけをしたいと思うことはないのでしょうか?

最後にその点を伺いました。

「音楽活動に専念していた頃は、ライブやレコーディングなどでスケジュールも頭がいっぱいで、全然周りが見えてませんでした。健康も家族のこともそっちのけで一心不乱にやった結果、自分の限界と自分のペースがわかったので、今はあの頃の状態に戻りたいとは思っていません。マイペースで音楽活動をしながら、ライターやリリシスト(作詞家)として表現することは続けていくことができますし、身体も心も今が一番充実していると思います。」

と語ってくれました。

ライターの僕がいうと少し気恥ずかしいですが、「誰かに何かを伝える」というのはとても重要な仕事だと思っています。自分の想いを伝えることももちろんですが、このように、他の誰かの人生を第3者的な目線で伝えれることも。

どちらもやりがいがありますし、やっていて楽しいのは確かです。

「私にとって1番大事なのは表現することであり発信し続けること。発信する仕事という大枠で見れば、音楽関連の仕事も、ライターの仕事も一緒です。なので別な仕事をしているとか、複業をしているという感覚はなく、背伸びをせずに等身大の自分を発信できる手段は多い方がいいくらいのスタンスです。」

西さんの活躍を見たい方知りたい方は、ぜひ記事内のさまざまなリンクをのぞいて見てください!

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両親の離婚、父親の病気、祖父の介護などが重なったことをきっかけにフリーに転身。「やりたいこと」と「やるべきこと」のバランスを保つために試行錯誤しています。2児の父親(男の子と女の子)。「やりたいこと」の一環として、静岡県御殿場市でボードゲームバーを経営しています。

 

ライターについて

大楠 翔一
両親の離婚、父親の病気、祖父の介護などが重なったことをきっかけにフリーに転身。「やりたいこと」と「やるべきこと」のバランスを保つために試行錯誤しています。2児の父親(男の子と女の子)。「やりたいこと」の一環として、静岡県御殿場市でボードゲームバーを経営しています。

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