こんにちは! SIDELINESのMyoon(ミュン)です。 みなさんは「Uターン」や「Iターン」という言葉を聞いたことがありますか?「Jターン」「Oターン」はどうでしょうか?
これらはすべて、ライフスタイルと働き方をめぐる田舎と都市部のヒトの動きを表す言葉です。
筆者は働き方に関するイベントを定期的にチェックしているのですが、働き方イベント界隈はこのところ、「地域回帰ブーム」と言えるほど地方での働き方を取り上げるイベントが盛んに開催されています。そのイベントの内容も工夫が凝らされていて、実にさまざま。
イベントタイトルをいくつか取り上げると
・静岡で海活“うみかつ”~マリンスポーツ&マリンレジャーのある暮らし~
・やまがたハッピーライフカフェ~山とアウトドアを満喫する暮らし~
・空き家をリノベーションして岐阜で暮らそう!~専門家に聞く、住宅改修のいろは~
・東京駅から最短約40分!身近なとちぎ暮らしをはじめよう!東京通勤・二拠点生活という選択
などなど、具体的で魅力的な内容が目白押しです。
そんななか、最近筆者の親しい友人夫婦が東京から京都へ移住しました。転勤ではなく、東京を離れようと決めて動いた移住です。 その友人夫婦に、実際に移住するまでに考えたことや情報収集した方法、苦労やメリットを聞いてみました。 話を聞いてみて感じたことは、地方移住=ド田舎暮らしではなく、都会か田舎かという2択でもなく、その間の形があるということ。 そして、より自分らしい生き方のひとつとして誰もが検討してみてもいいのではないかということです。
地方移住に興味がある方たちにとって、そして田舎に興味はなくても今の暮らしに息苦しさを感じている方たちにとって、参考になれば幸いです。
コンテンツ
Uターン・Jターン・Oターン・Iターン、そのどれでもない地方移住
まず、地方移住の4類型を簡単に整理しながら、友人夫婦のケースをご紹介します。
Uターン・Jターン・Oターン・Iターンとは
参考までに、それぞれのターン現象について簡単に整理してみました。 (Wikipediaほかを参照して個人的にまとめました。) <地方生まれの場合>
Uターン:地方(地方A)生まれで後に都市部へ移住した者が、改めて地元(地方A)に戻る現象。
例)静岡生まれ⇒東京の大学に進学⇒静岡に戻って就職
Jターン:地方(地方A)生まれで後に都市部へ移住した者が、地元とは異なる地方(地方B)に移住する現象。
例)静岡生まれ、静岡で進学⇒東京で就職⇒京都に移住
Oターン:地方(地方A)生まれで後に都市部へ移住した者が、改めて地元(地方A)に戻ったが、再び都市部に戻る現象。
例)静岡生まれ⇒東京の大学に進学⇒静岡に戻って就職⇒転職先を探して東京に移住 <都市部生まれの場合>
Iターン:都市部生まれの者が、住んだことのない地方に移住する現象。
例)東京生まれ、東京で就職⇒沖縄へ移住
ここで静岡を地方代表のように取り上げたこと、静岡の方たちは悪く思わないでくださいね!(笑) 今回協力してくれた友人夫婦の奥さんが小学校の同級生が10人以下レベルの静岡の田舎出身なので、例に使わせていただきました。
人の動きは複雑ですから、当然この4つに当てはまらないケースもたくさんあります。 友人夫婦のケースもこれらに当てはまりません。 また、旦那さんと奥さんの出身地が異なるので、それぞれ別の現象です。
夫はI×2ターン、妻はJ+ターン?
旦那さんは愛知県は名古屋市出身のシティボーイ。奥さんは静岡の田舎出身のカントリーレディ。 ふたりは京都にある大学に進学し、そこで出逢います。 そしてふたりとも東京で就職しましたが、転職や子育てを経験しながら東京で永住するつもりがないという気持ちで一致し、京都に移住しました。 つまり、旦那さんは都会⇒地方B⇒都会⇒地方Bなので、I×2ターンとでも言いますか。 そして、奥さんは地方A⇒地方B⇒都会⇒地方Bなので、J+ターンという感じでしょうか。 ここからは旦那さんをヨシノブ(31歳・仮名)、奥さんをマリコ(31歳・仮名)と仮に呼ばせていただいて、実際にふたりから聞いた内容を紹介させていただきます。
東京から京都に移住した夫と妻が地方移住について語ること(前編)
Q&A形式でふたりの回答をご紹介します。 なお、現在ふたりには3歳の子供と生まれたばかりの0歳の赤ちゃんがいて、ミチコは実家の静岡に帰省中、ヨシノブは京都でひとり暮らし中のため、インタビューは別々に実施しました。
オーストラリア赴任で感じた東京サラリーマンの苦しさ
Myoon
ヨシノブ
マリコ
子育てから老後までをイメージできたのが京都だった
Myoon
ヨシノブ
マリコ
後編では移住先を決定するにあたってどのように情報収集したか、移住してみて感じるメリットはなにかなど、より具体的にご紹介していきます! ↓↓↓↓↓