複業・副業は、自分の体で実験してみることのススメ/働き方実験家 松田然さんインタビュー 前編

こんにちは。サイドラインズのMyoon(ミュン)です。

日本に暮らしながら、1ヶ月の内の半分くらいは国内や海外を旅行して、その間にも収入を得る、そんな生活が本当に送れるとしたら……?

夢みたい!
ちょっと胡散臭い!!(笑)

しかし、そんな生き方を”実験”している人物が実在するらしいと聞き、さらにはいろいろな仕事を複業としてこなしているというので、このメディアでも取材してきました。

緑を背景に自転車で風を切る姿がさわやかな松田然(もゆる)さんです。

この方、何をされているかというと……

1:自転車旅ライター

2:SoloPro編集長(http://solopro.biz/
-「“ソロ”で働く人たちのライフスタイルを良くするメディア」。週末起業家やゆるふわキャリアの持ち主、プロブロガーなどのインタビュー記事が集まっています。

3:働き方デザインコーチ(http://solopro.biz/post_lp/work-style-design-coaching/
今後の働き方について相談したいという人たちのために、週に2~3人のペースで対面式の働き方コーチングも実施

4:オンラインサロン「FreeRun`s」主宰(https://lounge.dmm.com/detail/434/
「勉強(学び)と健康と仲間」をテーマに、フリーランスの体と心の健康をサポートするコミュニティです。


5:ライティングカンパニー 合同会社スゴモン 代表(http://sugomon.com/
-プロライターからママさんライターたちまでを抱え、ライティング事業を運営。仕事に育児に忙しい人たちが+@の収入を得る手助けになっています。

という複数の顔を持ち、自らを「働き方実験家」と名乗る人なんです。

理系なの文系なの……? それとも体育会系なの? 

謎が深まるプロフィールですが、今回はそんな松田さんに、どのようにして好きな仕事と好きなライフスタイルを叶えたかを聞いてきました。

実際のところ、「もうかりまっか?」という探りも入れてきましたよ!

■複数の事業に見えて、実は共通した思いがある

まず、ご本人を掴まえるのが大変でした! 北海道に高知に、セブに、と……FacebookにUPされた風景写真の華やかさからしても、常に旅をされているのは本当のようです。(羨ましい!)

今回も対面式インタビューの都合がつかず、オンラインミーティングでの取材となりました。

多岐にわたる仕事をされている松田然さん。大学を卒業してすぐ、カナダのトロントにワーキングホリデーへ。日本に帰国後、会社勤めでライターを経験し700社以上の企業の採用広告を手掛け、キャリア・ワークスタイルの分野で4000人以上と会ったといいます。その時のインタビュー対象者は松田さんにとって、働き方を変えていくメンターや反面教師の存在になったといいます。

2010年に独立され、現在では、ライターの仕事、ライターをマネジメントする仕事、メディア運営など複数の仕事をされています。

なるほど、ITに強くインターネットで儲けているイマドキの人か。
と、判断するのはちょっと早いですよ!
ここで体育会系の要素が登場します。

趣味はトライアスロンという松田さん。なんと、自転車で日本全国47都道府県すべてを回るという旅をしながら仕事もしていたそうで、1ヶ月くらい旅にでながら月収100万円を超えることもあるそうです。さらには、全国のライターや面白い働き方をしている人たちとリアルの世界でも繋がったとのこと。
(余談ですが筆者は自転車で2泊3日の琵琶湖一周旅行をしたことがあります。思い出といえば、とにかくお尻が痛かった。47都道府県も回ったらかなり痛みそうですが、ここのところ、聞きそびれました。)

そして、そんな面白い働き方の記事を書いたりメディア運営を通じて情報を発信することをライフワークとされています。

国内外どこにいても働けるオンライン上の仕事でありながら、人との対面で繋がりを作る活動もされているんですね。

また、複数の仕事に見えて、どれも実は、自分らしい働き方を実現していく楽しさを伝播させたいという、共通したテーマに基づいていることがわかりました。

松田さんの行動指針として「心がざわざわすることはしない」そう。お金になっても、自分の心がやりたいと思えない仕事はなるべく請けないというスタンスです。こんな一貫した姿勢があるからこそ、複数の仕事をうまく回すことができるのでしょうか。

現在のスタイルに至るまでの道のりを教えていただきました。

■ワーク・ワーク・ワークからワーク・ライフちゃんぽん状態へ

現在は仕事とプライベートが充実しているように見える松田さんですが、その昔はワーク・ライフバランスなど考えもつかない、ワーク・ワーク・ワークの日々を送っていたそう。どんどん降ってくる仕事、激務に耐えながらも疲弊して辞めていく同僚……。

その結果、さらに増える仕事……という環境で、朝も夜もなく働き詰めの生活を送っていました。そんな20代を経て、ふと、このままでいいのだろうかという疑問を持ったことが起業に繋がったそうです。

そんな時期を経た今、ワーク・ライフバランスは取れているか伺ったところ、「ワークとライフを完全に切り分けたバランス状態は望んでいない」とのこと。

1:生きていくため(食いぶちを稼ぐため)の仕事=ライスワーク
2:自分のココロが喜ぶ仕事=ライフワーク
3:そのふたつの中間
4:趣味とプライベート

それらがぜんぶごちゃ混ぜの状態でいいということです。

松田さんの仕事を分類してみると、請負のライター仕事がライスワークとライフワーク、自社メディアの「SoloPro」や、フリーランスのための仕事と健康のオンラインサロン「FreeRun’s」、ライティングカンパニーである「スゴモン」など、自身で産み出す仕事がライフワークということですね。

そして、旅をしながらその日々を発信することで収入を得る自転車旅ライターは、まさにワーク・ライフちゃんぽん状態です!

収入面でもっとも大きい比重を占めるのはライター仕事だそうで、他の事業についてはまだこれから収益化していく段階のものも多いとのこと。現在は請負仕事が7割、生み出す仕事が3割のバランスで進めているそうです。

こんな自由人に見えて、実はちゃんと結婚もしている(笑)松田さん。好きな仕事だけで生活を成り立てるわけではなく、きちんと生計のための仕事をしているからこそ、目先の報酬に左右されず純粋にやりたいことを実現できるんですね。

また、筆者目線では、ライスワークといいつつも、長年の経験と強みを生かした職業を選んでいる点が、精神衛生的にも金銭的にも強いと感じました。

ライフワークとしている複数の事業については、それぞれの目的と目標を「Simplenote」に書き出し、毎日チェックして進めているそう。

世の中には食べるための仕事(ライスワーク)だけでも忙殺されている人が多いと思いますが、さらにライフワークもどんどん実現するって、なんだかすごく忙しそうです。そんな心配については、「夢中になれることなら心は疲れない(体は疲れるので体力はつけた方がいいですが笑)」と教えていただきました。

後編では、松田さんのように、好きなことをしながら自分らしいライフスタイルを叶えるためにはどうすればいいのか。そのコツを探っていきます。

後編はこちらから↓↓
http://sidelines.jp/post-1049

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